最近、バスマットとして「珪藻土マット」が注目されています。珪藻土マットは高い吸水力が魅力ですが、お手入れ方法や注意点を守って使わないと効果が実感できないこともあります。
今回は、珪藻土という素材そのものについてや、珪藻土マットの魅力や正しい使い方についてご紹介していきます。
珪藻土とは
珪藻とは、単細胞の植物性プランクトン(藻類)のことを指します。
珪藻土とは、珪藻の遺体(珪藻殻)が海底や湖に長い年月をかけて堆積し、化石化した天然資源です。
バスマットに最適な吸水機能だけでなく、断熱性・吸音性・吸収性も高く、陶芸品や七輪、
脱臭剤としても使用され、伝統的に幅広く活用されています。
なぜ早く吸水できるのか?
普通の土は水を含ませると湿ったままです。
珪藻土はなぜ短時間でサラサラな状態になるのでしょうか。
その理由は、珪藻土には0.1~1ミクロンの無数の孔に開いており、その孔が素早く水分を吸収してくれるからなのです。
また、ジメジメしているときには、湿気を吸収し、逆に乾燥しているときは湿気を放出する調湿性があります。
そのため、吸収した水分は自動に放出されるので繰り返し何度も使用することが可能で、
バスマットには最適な素材です。
珪藻土バスマットの魅力
洗濯が不要
一般的な繊維系のバスマットは濡れたままだと雑菌が繁殖するので、毎日洗濯しなければなりません。
しかし、珪藻土バスマットなら普段の手入れは以下の3つで良いのです。
- 干す(週に1度)
- 拭く(汚れが気になったとき)
- 削る(拭いても落ちない汚れ、吸水性が悪くなったとき)
毎日洗濯するなどの手間が省け、時間の節約にもなります。
快適なサラサラ感
前の人が使った後のバスマットが濡れていて不快な思いをしたことはありませんか?
珪藻土なら、足裏についた水分を踏んだ瞬間から素早く吸収します。
肌に触れる面を常に乾燥状態に保ってくれるため濡れた嫌な感じが残りません。
お子さんが何人もいるご家庭におすすめです。
珪藻土バスマットの注意点
珪藻土のバスマットは土でできており石のように硬いので、落としてしまったり、
強い衝撃を与えると割れてしまいます。
少し重みもあるので、掃除や外に干す際は慎重に取り扱う必要があります。
平らな場所に置く
珪藻土バスマットは硬いので、段差がある場所に置くと均等に荷重がかからず、
荷重が数か所に集中してしまうので割れてしまいます。
段差があるのはもちろん、柔らかく厚みのあるマットの上や毛足の長い絨毯もわずかですが
段差ができてしまうので気を付けましょう。
珪藻土バスマットを設置したいけれど、段差があるという方の場合は、平らなマットと
すのこがあれば設置が可能です。
孔の目詰まり
珪藻土の細孔部分に、皮脂や汚れなどが詰まり、うまく吸水できない状態になることがあります。
そういったときは、細孔の通りを良くするため、紙やすりで表面を軽く削り、乾いた布で削り粉を拭き取ると吸水機能が復活します。
1週間に1度は外に干す
珪藻土バスマットの寿命はだいたい2年ほどといわれていますが、
きちんと正しくメンテナンスを行えば2年よりも長く使用することが可能です。
特に気を付けなければならないのはジメジメした梅雨や、
機密性の高い住宅やマンションに住んでいる場合です。
室内に湿気が多いと、一見表面が乾いたように見えても内部に水分を含んでいる可能性が
あります。
そうなってしまうと吸収率が悪くなり、カビの原因になってしまいます。
基本的には何もしなくて大丈夫ですが、長期間使いたい場合は定期的に外に干すことが重要です。
最後に
珪藻土バスマットについてご紹介をしました。
従来のマイクロファイバーなどのバスマットとはまた違った魅力や機能性があります。
また、引っ越し祝いや結婚祝いなど新生活の贈り物としても最適です。
ついにモダンデコにも珪藻土バスマットが発売されました!
興味がある方はぜひ商品ページをご覧になってください。