梅雨の時期や湿度が高い日は洗濯物を部屋干しする機会も多くなります。部屋干しの悩みである生乾き臭ですが、サーキュレーターの置き方や使い方によって解消できる場合があるのです。
生乾きの洗濯物は臭いが気になるだけでなく、雑菌が繁殖している可能性もあります。服やタオルをすっきりした気分で使えるように、この記事ではサーキュレーターを使った洗濯物を早く乾かすコツと、おすすめのサーキュレーターをご紹介します。
部屋干しにはサーキュレーターがおすすめ
部屋干しにサーキュレーターを使うメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
早く乾くので部屋干しの臭いが抑えられる
洗濯物をそのまま部屋干しした場合、洗濯物の水分が蒸発するのを待つしかありません。ジメジメした時期は部屋の湿度も上がっているので、乾くのに時間がかかってしまいます。その間に、洗濯物に雑菌が増え、あの独特の生乾き臭が発生してしまうのです。
サーキュレーターを使えば空気に動きが生まれ早く乾くので、部屋干し臭を抑えることができます。
とにかく早く乾くから快適
サーキュレーターは送風が強力な上に、送風部分が回転するものであれば、通常の部屋干しに比べて3倍ほど早く乾くため、部屋干しでも格段に快適になります。
扇風機も使えるがサーキュレーターの方がおすすめ
空気を流動させるという点だけでいえば扇風機も同じように使えますが、できればサーキュレーターを使った方が良いでしょう。扇風機は風によって人を涼しくさせるための家電ですので、空気を循環させる機能に特化したサーキュレーターのほうがより強い風を洗濯物に当てることができるからです。
サーキュレーターの効果的な置き方
サーキュレーターを使う際には、置き方に工夫をすることで、部屋干しや冷暖房の効果をさらに高めることができます。ここでは、具体的な効果的な置き方について説明します。
部屋干し時の効果的な置き方
部屋干し時にサーキュレーターだけを使う場合、風が洗濯物全体に均等に当たるように高い位置に設置することがポイントです。もしも、洗濯物が乾かないと感じるときは、サーキュレーターだけでなく、エアコンや除湿機との併用が効果的です。
また、洗濯物が密集しすぎないように干すことも大切です。サーキュレーターはつけっぱなしにして、風を絶やさないようにすると、より早く乾かすことができます。
冷房時の効果的な置き方
冷房時には、サーキュレーターを部屋の高い位置に設置することで、冷たい空気が部屋全体に行き渡りやすくなります。これにより、エアコンの冷房効率がアップし、部屋全体が均一に涼しくなります。
また、サーキュレーターだけを使うことで、冷房を節約することも可能です。風の流れを作ることで、エアコンの風が届かない場所にも冷たい空気を運ぶことができます。
暖房時の効果的な置き方
暖房時には、温かい空気が部屋の上部にたまりがちです。そのため、サーキュレーターを床に近い位置に置き、下から上へと風を送ることで、部屋全体に温かい空気を循環させることができます。
これにより、部屋の温度ムラを防ぎ、効率的に暖房を行うことができます。暖房の効率を上げるためにも、サーキュレーターはつけっぱなしにしておくと良いでしょう。
サーキュレーターはつけっぱなしでも大丈夫?
現在のサーキュレーターは省エネ設計のものが多く、電気代の負担は少なくなっています。また、耐久性も向上しているため、長時間の使用にも適しています。
さらに、タイマー機能や自動オフ機能が搭載されているモデルもあるので、必要に応じて安心して使用することができます。
部屋干しでサーキュレーターを使う手順
強力な送風機能で空気を流動させるサーキュレーターですが、ただ運転させていれば良いというものではありません。せっかくのサーキュレーターも、使い方によっては全く意味をなさないケースもあるのです。
部屋干しでサーキュレーターを使う場合、ポイントを押さえて上手に活用することが大切です。ここでは、部屋干しでサーキュレーターを使う際の手順と方法をご紹介します。
1.窓を開ける
部屋干しでサーキュレーターを使う際には空気の循環がポイントです。そのためにまずは窓を開けましょう。窓を開ければ、サーキュレーターによって飛ばされた洗濯物から出る水分を屋外へと逃がすことができ、空気の循環効率も上がってより早く洗濯物を乾かすことができます。
ただし、雨が降っている時は窓を開けると逆に外の湿気が入ってきてしまいますので、除湿機やエアコンを併用する場合でも窓は閉めた方が良いでしょう。
2.洗濯物を干す
窓を開けた後は、洗濯物を干していきます。屋外に干す場合、自然の風や太陽光が洗濯物の水分を蒸発させるため、あまり考えずとも適度な間隔を空けておけば問題ありません。
しかし、部屋干しの場合は外に干す時よりも間隔を空けることを意識してください。部屋干しは、屋外干しに比べるとどうしても空気の循環が悪いので、洗濯物同士に隙間を作ってあげないと空気が循環しません。空気が流れるよう、洗濯物同士が触れない程度にゆとりを持たせて干していくのがポイントです。
3.サーキュレーターを置く
洗濯物を干したら、次はサーキュレーターを設置します。サーキュレーターは送風機能に特化しているので、床から天井まで空気を循環させることが可能です。その強力な機能を活用するためにも、置き方を工夫してみてください。
例えば、サーキュレーターを床に置く場合は、洗濯物の真下に設置します。首振り機能を使い、洗濯物すべてに風が当たるようにするのがポイントです。横からサーキュレーターの風を当てる場合は、洗濯物の並びの真横に設置して左右の首振り機能を使うことで、まんべんなく風を送ることができます。
部屋干しの洗濯物を臭わず早く乾かすコツ
夜に洗濯をする方は部屋干しをする機会が多いかもしれません。日中に洗濯をして屋外干しをしている方であっても、梅雨の時期や雨の日であれば、日中に洗濯ができても部屋干しをするしかないことがあります。
気になる部屋干しの生乾き臭を防ぐためには、とにかく時間をかけずに早く乾かすことです。ここからは、生乾き臭を防ぐためのコツを5つご紹介します。
アーチ型に干す
部屋干しで洗濯物を早く乾かすには、干し方が大切です。洗濯物を無造作にかけて干すのではなく、まずは「アーチ型」を意識してみてください。
例えば、タオルや下着を干すピンチハンガーに、洗濯物をアーチ型になるように干しましょう。外側に長い物、内側に短い物を干すだけで、普段よりも早く洗濯物が乾くはずです。
囲み干しにする
部屋干しでネックになるのが、バスタオルをはじめとした大物のリネン類です。「シーツも洗いたいけど、干すのが難しい…」と感じている方は、「囲み干し」を試してみてください。
囲み干しは、ピンチハンガーの外側をぐるっと囲むように、タオルやシーツを横にしてかける方法です。洗濯物は上から下に乾いていくので、長い生地を横にするだけで早く乾かすことができます。空気の循環ができるので、ピンチハンガーの内側には靴下などを干しても早く乾くでしょう。
洗濯物の間隔をあける
部屋干しで生乾き臭を防ぐためには、空気の循環が大切ということをご説明しました。生乾き臭は、乾きかけの洗濯物に雑菌が増えることによって発生します。雑菌を防ぐためには何より早く乾かすことが大事ですが、乾かす際には洗濯物同士が触れないくらいの間隔をあけることも大切です。
具体的には、洗濯物の間隔は拳ひとつ分、約10cmは空けるのがおすすめです。あまりスペースをとれない場合でも、指3本分くらいは間隔を空けてください。
サーキュレーターを使う
ここまでご紹介したコツに注意することで、無造作に干すより断然に「生乾き臭」を抑えられますが、より早く乾かすためには、やはりサーキュレーターを使うのがおすすめです。
アーチ型と囲み型を意識して洗濯物の間隔を十分に空け、サーキュレーターでまんべんなく風を当てるだけで、ストレスなく部屋干しをすることができます。
エアコンや除湿機を併用する
より部屋干しを快適にするためには、エアコンや除湿機を併用するのもおすすめです。
風通しの良い干し方で、サーキュレーターで風を当てた場合、水分が蒸発しやすくなります。結果、部屋の中の湿度が上がることになるため、あまり湿度が高くなく雨が降っていない場合は、窓を開けて湿度を逃すことが大切です。
ただし、部屋干しが必要な状況では屋外の湿度も高い場合が多いので、窓を閉めてエアコンや除湿機を使うことで部屋の中の湿度を下げるようにしましょう。
部屋干しにおすすめのサーキュレーター5選
サーキュレーターは部屋の空気を循環させることを目的としているので、ひとつ持っておけば部屋干しの際に重宝します。室内の換気のほか、エアコンの補助としても使うことができるので、持っておいて損はありません。
ここでは、部屋干しにおすすめのサーキュレーターを5つご紹介します。
360°首振りサーキュレーター【商品番号:yy02-i】
あまりスペースが確保できない状況でも使いやすい、コンパクトなサイズが特徴的なサーキュレーターです。卓上に置いても使えるので、一人暮らしの方にもおすすめの商品です。
360°の首振り機能があるので、洗濯物にしっかりと風を当てることができます。リモコンが付いているほか、コードレスタイプもあり、シーンに合わせて使えるので便利です。
360°首振り コードレスサーキュレーター【商品番号:yy05】
どこにでも持ち運んで使える、コードレスタイプのサーキュレーターです。リビングだけでなく、電源が使えない脱衣所や屋外でのアウトドアなど、さまざまなシチュエーションで活躍するのでご家族での使用にもおすすめです。
コロンとしたかわいい見た目で、色はやさしいオフホワイトとインテリアの邪魔をしないデザインも魅力です。コードレスでも、長寿命かつ充電長持ちのバッテリーを採用しているので、最大42時間の連続運転が可能な点でも評価されています。
360°首振りサーキュレーター USB給電タイプ【商品番号:yy02c-24】
部屋のすみずみまで風を送ることができる、360°スイング機能を搭載しているタイプのサーキュレーターです。空間全体にしっかりと風を送りたい時に重宝します。
前方から真上にかけてぐるっと一周できるほど可動範囲が広いので、狙った位置に送風することができます。どこでも自由に使える3WAY電源なので場所を選ばす設置可能です。
コードレスサーキュレーター【商品番号:yk01】
短時間充電が可能なコードレス式サーキュレーターです。奥行きは約19.9cmとコンパクトで、場所をとらないのでワンルームでも使いやすいのが特徴です。
上下左右首振り機能搭載しており、床に置いて洗濯物の真下から送風することができます。コードレスなので置き場所を選ばず使用が可能です。
逆回転機能付きサーキュレーター【商品番号:hj001】
サーキュレーターとしてだけではなく扇風機としても使える2WAY仕様のサーキュレーターです。こちらの最大の特徴は、羽根を逆回りに回転させて背面に送風する「逆回転機能」です。
逆回転機能を使うことで、サーキュレーターの位置を変えるといった手間をかけることなく、部屋の空気を効率的に循環できます。また、首を真上に向けることで床に向けて風を送り、間接的で自然な風で涼を取ることもできます。ユニークな機能で幅広い季節に活躍するサーキュレーターです。
まとめ
洗濯物の生乾き臭は、雨が続く時期の大きな悩み事です。しかし、そんな時でも、洗濯物の干し方を工夫すれば生乾き臭を抑えることが出来るのです。
特にサーキュレーターを使って早く乾かす方法はとても有効なものですので、部屋干しの頻度が高い方はぜひ一度お試しになってみてください。