ソファの寿命はどのくらい?買い替え時を見極める方法とおすすめ商品10選

暮らしの知識

ソファは家具の中でも特に大きく、お値段も張るものです。使い続けるうちに「寿命かな?」「買い替えの時期?」と悩んだ時、的確に判断できるに越したことはありません。

ここでは、ソファの寿命がどのくらいなのかについて張地の素材や中材といった要素ごとに解説します。より長持ちさせる方法や買い替え時の目安、処分方法などについてもご紹介していきますので、ぜひソファ選びの参考にしてみてください。

目次

ソファの生地別の寿命

ソファの寿命は、素材や使用状況によって幅がありますが、一般的な平均寿命は3年から10年程度とされています。量販店で購入したソファの場合、3〜5年程度の耐用年数が目安とされ、耐久性を重視した設計のソファでは7〜10年ほど長持ちすることが期待されます。もし10年以上問題なく使える場合、それはソファの品質が高いか、丁寧な使い方ができていた証拠でしょう。

また、ソファの寿命は素材によっても大きく左右されます。以下では、ソファに使用される素材ごとの寿命について詳しく解説します。

布(ファブリック)

布(ファブリック)

布(ファブリック)は耐久性があり、生地自体の寿命は約6~8年と長めです。布が擦り切れていたり、購入時よりも色褪せたりしていたら寿命と考えると良いでしょう。

カバーを取り外して洗濯できるタイプであれば、さらに長持ちすることが多いです。カバーを買い替えられるソファの場合、フレームやクッション部分が劣化・破損しないかぎり使い続けられます。

本革(天然皮革)

本革

本革(天然皮革)は、牛革や豚革、羊革などの動物の革を染色したものを指します。本革を使用したソファの寿命は約10年とされていますが、使い方によっては寿命を延ばすことも可能です。できるだけ長く愛用したいのであれば、専用のお手入れクリームを塗るなどして、定期的なメンテナンスを心がけてください。

お手入れをせずに使用し続けると、革の表面がひび割れてしまい、寿命前にボロボロになってしまうこともあるため、丁寧なケアが欠かせません。

合皮(人工皮革)

合成皮革

合皮(人工皮革)とは、ナイロンやポリエステルなどの織物に、ポリウレタンや塩化ビニルなどの樹脂を塗ってコーティングしたものを指します。

使用している素材によって寿命は異なりますが、低品質な合皮ソファは約2~5年、高品質な合皮ソファは約6~10年が目安です。寿命を迎えると、べたつきや硬化、革の剥がれなどがみられるようになります。

ソファの寿命は中材やフレームも重要

ソファの寿命は中材やフレームも重要

ソファの寿命は張地の素材で変わると書きましたが、ソファ内部に使用されている中材やフレームの耐久性もソファの寿命に影響します。

特に注目したいのがフレームの強度です。天然木を使用したフレームは耐久性が高く、約10年持つと言われています。フレームは中材に比べて寿命がわかりにくい部分ですが、寿命が近くなるとギシギシと音を立てるようになったり、ひび割れなどのサインが見られたりしますので、ソファを長く使ってきたと思ったらチェックするようにしましょう。

ソファを買い替えるタイミング

ソファは何年で買い替える?という疑問を持つ方も多いかと思います。一般的にソファの寿命は数年から10年程度と言われていますが、買い替えのタイミングは寿命だけでなく、使用状況や状態によっても異なります。ここでは、ソファを買い替えるべき具体的なタイミングについて、3つのパターンに分けてご紹介します。

劣化や破損がみられる

劣化や破損がみられる

ソファのフレームやクッション素材、バネなどに破損が見られる場合、使い続けると思わぬ事故や怪我につながる恐れがあります。フレームがよく見えるタイプは、座面の下や脚などにひび割れがないか定期的にチェックするとよいでしょう。

フレームが見えにくい場合は、見える部分だけでもチェックします。他にも、座面の座り心地が悪くなったり、座った部分がへこんで戻らなくなったりした場合も寿命です。

張地の汚れや擦り切れが目立つ

張地の汚れや擦り切れが目立つ

ソファの張地によって寿命は異なりますが、どの張地でも汚れや擦り切れが目立ってきたら買い替え時です。

張地部分がカバーになっていて取り外せる場合は、洗濯することで汚れを落とすことができますし、張地によってはソファに使えるスチームクリーナーなどで清潔を保つこともできます。しかし、それでも取れない汚れや擦り切れが見られるのであれば寿命と考えて良いでしょう。

使う人数や間取りが変わった

使う人数や間取りが変わった

ソファの大きさやタイプによって使用できる人数は決まっています。無理な使い方をすると破損や劣化につながってしまうので、人数に合わせてソファをサイズアップさせたり、買い足したりする必要があります。

また、引っ越しなどによって使用する部屋の間取りが変わった場合は、ソファを置くスペースが足りなくなることもあります。インテリア的に見ても、間取りに合わせて適切なサイズのソファに買い替えるのがベストです。

ソファを長持ちさせる方法

ソファは普段の使い方でも寿命が変わってきます。ここでは、ソファをより長持ちさせるためのコツを解説します。

耐久性が高いソファを選ぶ

耐久性が高いソファを選ぶ

ソファに使われている張地の素材や、中材、フレームによって寿命は変わります。そのため、耐久性が高い素材を使ったソファであれば長く使えるということになります。長い期間愛用したいのであれば、耐久性を重視してソファを選ぶとよいでしょう。

ただし、耐久性があるから言って、ソファ本体に負担をかける使い方をしたり、お手入れを怠ったりすると、本来の寿命よりも早く劣化・破損してしまう可能性が高くなりますので注意しましょう。

定期的に掃除や手入れをする

ソファは手で触れたり、物を置いたりすることが多い家具です。張地が汚れやすいので、こまめに掃除をしたりお手入れをしたりしてください。

特に食べこぼしの汚れはすぐに拭き取らなければ、シミや劣化の原因になってしまいます。丁寧に使うことで寿命は延びるので、汚れていなくても定期的なメンテナンスを心がけてください。

家具のメンテナンスが苦手な方は、お手入れしやすいソファを選ぶことも長持ちさせる秘訣です。張地のお手入れ方法や、ソファカバーの取り外しの可否などをチェックして、簡単にお手入れできるものを探しましょう。

冷暖房器具の近くや直射日光を避けて置く

本革や合皮の場合、ソファに冷暖房の風が直接当たると革の劣化が進んでしまう可能性があります。また、温度変化が激しいとソファ内部にカビが発生してしまうリスクがあるので注意が必要です。

直射日光も同様に劣化の原因となります。張地の素材に関係なく、日焼けや色あせを引き起こしてしまうため、できるだけ窓から離れた場所に配置するか、必ずカーテンで日差しを遮るようにしてください。

水分や皮脂が直接当たらないようにする

水分や皮脂が直接当たらないようにする

ソファは人の肌がよく触れる家具なので、汚れに気づいたらすぐに拭き取るようにしましょう。汗はもちろん、髪についた整髪料、日焼け止め、化粧品などがソファの表面に付くことで、汚れたり劣化しやすくなったりします。特に、ファブリックは汗染みや油染みが目立ちがちなので注意が必要です。

また、汚れが目立たなくても皮脂汚れが付いていることもあります。定期的にお手入れをするか、直接肌が触れないようにソファにカバーをかけて使うなどの対策を行いましょう。

定期的に座る位置を変える

毎日同じ位置に座り続けると、どうしてもその部分だけ中材がへたったり、汚れがついたりしてしまいます。特に、耐久性や弾力性が低い中材だと、よく座る部分だけ凹んで戻らなくなりがちです。定期的に座る位置や体勢を変えて、ソファの一部分だけ劣化が進むことのないように注意しましょう。

とはいえ、ソファに座るたびに位置を変えるのは現実的ではありません。月に1回程度、座る位置を意識して変えるだけでも違ってきますので、意識してみてください。

高級ソファほど寿命が長くなる?

価格が高ければそれだけ長持ちするという印象がありますが、ソファの耐久度は単純な値段だけでは決まりません。

チェックしたいポイントは、素材の品質や製造工程です。高級ソファの中でも、高品質な素材を使用していたり、職人の手によって仕上げが行われていたりするために値段が高くなっている場合は、安価なものよりも寿命が長いと言えるでしょう。

寿命の長いソファを探すのであれば、そのブランドがどういった点にこだわっているのかに着目しましょう。

ソファの処分方法

ソファは小型の家具・家電と同じように処分する事はできません。特に、粗大ゴミとして処分する場合は自治体ごとに方法が異なりますので、事前にホームページ等を確認する必要があります。ここでは、ソファを処分する主な3つの方法を解説します。

自分で解体・分別して処分する

自分で解体・分別して処分する

自分でソファを解体し、部品の材質ごとに分別することができれば、ゴミステーションやゴミ集積所から回収してもらうことができます。

しかし、ソファは元々大きい家具なので、フレームはどうしてもゴミ回収の基準を上回ってしまう可能性が高いです。木製フレームであれば工具を使って切断することもできますが、時間も手間もかかってしまいます。解体が難しい場合は無理せず他の方法で処分してください。

自治体や業者に回収してもらう

自治体や業者に回収してもらう

自宅前やゴミ集積所などの指定場所までソファを運び出すことができるのであれば、各自治体に申請し、粗大ゴミとして回収してもらうことができます。回収には事前に申請が必要な場合があり、費用が1,000~2,000円ほど必要になります。

自力での運び出しや運搬が難しい場合、不用品回収業者に依頼して回収してもらうこともできます。費用は各業者で異なりますが、ソファだと8,000~15,000円が相場となっています。

中古品として売却する

中古品として売却する

自動車等を使ってソファが運搬できるなら、家具を取り扱うリサイクルショップで売却するのもおすすめです。査定・見積りをしてもらえるので、複数店舗で買取価格の比較をしてもよいでしょう。

リサイクルショップ以外でも、フリマアプリやネットオークションに出品すれば買い手がつく場合があります。こちらは梱包材や送料を考慮した上で、自分で価格設定できるのがメリットです。

耐久性が高いソファおすすめ10選

ここからは、張地やフレームにこだわられた、長持ちしやすいおすすめのソファを10商品ご紹介していきます。サイズや使用感も様々ですので、お部屋の大きさなどに合わせて選んでみてください。

コーデュロイソファセット カウチ+2P【商品番号:dks01-set】

コーデュロイソファセット カウチ+2P【dks01-set】

シンプルで洗練されたデザインが目を惹くソファです。2人掛けソファ、カウチソファ、オットマンがセットになっているので、自由に組み合わせることでレイアウトを自在に変えることができます。

強度に優れた木材を使用しているので、安心してくつろぐことができます。張地にはコーデュロイ素材を使用しており、長く使えば使うほどに色味の変化を楽しめます。

幅163.5cm 2人掛けソファ【商品番号:bns10】

幅163.5cm 2人掛けソファ【bns10】

こちらは、韓国風デザインのソファです。シンプルでエレガントなデザインなので、お部屋全体に上品な雰囲気を演出してくれます。カラーはくすみ系の2色展開で、好きなテイストに合わせて選べます。

さらに、耐久性抜群の強靭なソファフレームを採用しており、安全・耐久性試験をクリアしているので、安全に長く使うことが可能です。

幅215cm 3人掛けソファ【商品番号:bns07】

幅215cm 3人掛けソファ【bns07】

人気の韓国風な上品なキルティングデザインが特徴的なこちらのソファは、肌触りの良いブークレ生地を使用しています。座面幅は約149cmとワイドな設計になっているので、1人で足を伸ばしてくつろいだり、家族や友人と並んで座ることも可能です。

また、フレームには、歪みや反りに強いといわれている積層合版を採用しているので、長い期間使用できます。

幅93cm 1人掛けソファ【商品番号:bns01】

幅93cm 1人掛けソファ【bns01】

こちらは、韓国風デザインの一人掛けソファです。ワイドな作りとふわふわの起毛のブークレ生地が体を心地よく包み込んでくれるので、極上のリラックスタイムを演出してくれます。

また、脚を外せばローソファスタイルとしても楽しめるので、コンパクトなお部屋に置いても圧迫感を与えません。ホワイトとグレーの2色展開なので、インテリアの雰囲気に合わせて選べます。

クッション選べる カウチソファ【商品番号:rx05】

クッション選べる カウチソファ【rx05】

こちらのナチュラルモダンなカウチソファは、好みの座り心地に合わせてクッションの素材を選ぶことができます。大人が3人座っても余裕のある広めの設計と、肘掛けのないアームレスデザインで、ゆったりとくつろげます。

カウチ部分を好きな場所に設置できるので、シーンや座る人数に合わせて組み合わせられる点も魅力のひとつです。

[幅187cm] 3人掛けレザーソファ【商品番号:hy011】

[幅187cm] 3人掛けレザーソファ【hy011】

モダンな雰囲気のインテリアにぴったりなレザーソファです。張地には、傷や摩擦に強いプレミアムEPUレザーを使用しており、本革のような肌なじみの良さを楽しめます。撥水性にも優れているので、汚れた際は水拭きが可能です。

また、フレームには強度に優れた木材を使用しているので、長期間に渡って愛用できます。

アームレスソファ 選べる3タイプ【商品番号:rx04-1p】

アームレスソファ 選べる3タイプ【rx04-1p】

こちらのソファは、好きな組み合わせで購入できるモジュールタイプです。一人掛けやカウチスタイル、脚を伸ばせる寝椅子スタイルにも組み替えられるので、自室でのリラックスタイムをより充実させてくれます。

さらに、カラーバリエーションが豊富なので、お部屋の雰囲気や好みに合わせて自由に色を選べます。

カウチソファセット 選べる4タイプ【商品番号:rx03】

カウチソファセット 選べる4タイプ【rx03】

こちらのカウチソファセットは、ペットのひっかき傷に強いスエード調のペットガード生地を使用しています。万が一汚れた際は、カバーを外して洗濯機で洗うことができるので、手入れも簡単です。

また、座面が少し低めに作られているので空間に圧迫感を与えず、お部屋全体を広く感じさせてくれます。

幅176cm 3人掛けカウチソファ レギュラータイプ【商品番号:ds-068】

幅176cm 3人掛けカウチソファ レギュラータイプ【ds-068】

座面と背もたれ部分が一体型になっているソファです。体全体をしっかりと支えてくれるので、心からくつろぐことができます。耐久性にもこだわった設計になっているので、安心して使用できます。

また、張地には肌触りの良いファブリック素材や高級感のあるPVCレザーを使用しているので、一年を通して快適です。

幅140cm 2人掛けコンパクトソファ アンティーク調【商品番号:ds-059】

幅140cm 2人掛けコンパクトソファ アンティーク調【ds-059】

こちらは、上品な雰囲気を持つアンティーク風のソファです。スチール製の脚にはゴールドの真鍮風デザインが施されており、ワンランク上のおしゃれな空間を演出します。

座面の奥行きがしっかりとあるため、ゆったりと深く腰掛けてリラックスできます。また、フレームには耐久性に優れた木材を使用しており、長期間にわたって安全にご使用いただけます。

まとめ

この記事では、ソファの平均寿命や長持ちさせるための方法、おすすめのソファについてご紹介しました。

ソファを長持ちさせるには、普段からお手入れを欠かさず、丁寧に使うことが大切です。使い勝手やデザインだけでなく、長く使えるかどうかも視野に入れてソファを選ぶようにしましょう。

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