ソファとベッドの役割を1台でこなせるソファベッドは、一人暮らしやお部屋が狭い人におすすめの商品です。しかし、限られたスペースを有効利用できるメリットがある一方で、寝心地が悪くて寝不足になるなど、ソファベッドを選んだことを後悔する人もいます。
この記事では、ソファベッド選びに失敗しないためのポイントや、寝心地を改善する方法について解説します。最後に当店のおすすめ商品を12選ご紹介しているので、選び方などを参考にぜひ自分好みのソファベッドを探してみてください。
目次
ソファベッドとは
ソファベッドとは、ソファとベッド両方の機能を兼ね備えた家具です。変形することで、ソファもしくはベッドに変わります。
ちなみに、ソファベッドと似たデイベッドという家具がありますが、ソファベッドは座ることをメインに作られている一方で、デイベッドは寝ることをメインに作られたものです。大きな違いとしては、ソファベッドは用途に合わせて変形することに対し、デイベッドは変形せずにソファもしくはベッドとして使われます。
まずはソファベッドにはどんな種類があるのかをご紹介します。
ソファベッドのタイプは4種類
ソファベッドは変形パターンによって、以下の4種類に分けることができます。
・背もたれを倒すタイプ
・折りたたみタイプ
・収納付きタイプ
・座面を伸ばすタイプ
背もたれを倒すタイプ(別名:リクライニング式)は、ソファベッドの中でも最もポピュラーな種類で、背もたれを倒すだけでフラットな形になりベッドへ早変わりします。ソファをベースに作られているので、座り心地も良いものが多いです。
折りたたみタイプは、背もたれや座面を折りたたむとソファに、伸ばすとベッドに変形するタイプです。比較的低価格な商品が多く、コンパクトなのが特徴で、脚や土台がないのでマットレスを床置きするようなイメージになります。
収納付きタイプは、座面の下やアームレスト部分に収納スペースがあるものです。シーズンオフの衣類など使用頻度が低いものや、散らかりやすい小物などをたっぷり収納できるので、生活感の出にくいお部屋を演出できます。
座面を前に伸ばすタイプ(別名:スライド式)は奥行きがコンパクトなので、広いスペースを確保できない部屋におすすめです。座面を倒す必要がないので壁付けもしやすく、折り目も付きにくいので、寝心地が良いメリットがあります。
ソファベッドのメリット
ソファベッドのメリットは、1台で2役の機能を果たすため、限られたスペースを有効利用できることです。特に、一人暮らし用の物件は狭いお部屋が多いため、ベッドとソファの両方を置くには窮屈で、生活が不便になる場合があります。しかし、ソファベッドならば1台あれば両方の機能で使用できるので、狭いお部屋にも置きやすいです。
また、ソファとベッドの両方を購入する必要がないため、その分の費用が抑えられるのも大きなメリットです。ソファとベッドは安価なものでも、両方揃えるとなるとそれなりに費用がかかります。特に一人暮らしを始める場合は、他にも必要なものがたくさんあるので、費用はできるだけ抑えたいという人は多いでしょう。ソファベッドならば、費用もスペースも節約できるので、引っ越しする場合や一人暮らしを始める場合などにおすすめです。
そして、ソファベッドは来客時にも活躍してくれます。友人や恋人が遊びに来た時はゆっくりくつろげるソファとして、泊まるときはベッドとして使えるので、より快適に過ごしてもらうことができるでしょう。
ソファベッドのデメリット
ソファベッドには魅力的なメリットがたくさんある一方で、デメリットもあります。
1つ目のデメリットは、マットレスよりも寝心地が悪いことです。ソファベッドは座ることをメインとして作られているので、寝心地ではなく座り心地を優先した作りになっています。そのため、十分な睡眠が取れなかったり、身体が痛くなってしまったりなどの悩みに繋がりかねません。
寝心地を優先したいなら、ソファの座面がボリューミーな商品を選びましょう。ボリューミーで柔らかく弾力のあるソファベッドならば、マットレスにも劣らない寝心地なのでおすすめです。
2つ目は、耐久性の低さです。昼はソファとして、夜はベッドとし長時間使われ続けるため、どうしても耐久性が低くなってしまい、中には短期間でヘタってしまうものもあります。耐久性を求めるなら、中のクッション素材が耐久性の高いスプリングコイルなどのものを選ぶのがおすすめです。
3つ目は、ソファベッドは形を変えないといけないので、切り替えの手間がかることです。「毎回変形させるのは大変そう」「変形させるのは面倒くさい」と思う人は、ワンタッチで変形できる背もたれを倒すタイプを選びましょう。あまり手間がかからず変形できるので、面倒だと感じにくくなります。
ソファベッドを選ぶ時のポイント
ソファベッドは便利な家具である一方で、寝心地が悪くて眠れない、圧迫感があって部屋が狭く感じるなど、選び方次第では失敗してしまうこともあります。
ここからはソファベッドを選ぶときに、失敗しないためのポイントについて解説します。
寝心地の良さ
ソファベッドは座り心地を優先に作られているものが多いので、自分自身が毎日寝るために使うのであれば、寝心地の良さを確認しましょう。座面のクッション部分にボリュームがあるタイプや、スプリングコイルを内蔵しているタイプは、マットレスに劣らない寝心地なのでおすすめです。
人によって好みのベッドの硬さも違うので、ソファベッドの弾力や柔らかさをよくチェックしてください。
お手入れのしやすさ
ソファベッドは毎日使うものなので、ホコリやゴミなどが溜まりやすく、衛生的な環境を保つには日々のお手入れが必要です。お手入れを面倒に感じるなら、お手入れが簡単な形や材質なのかをチェックすることをおすすめします。
例えば、複雑な構造の商品などはホコリやゴミなどが溜まりやすく、細かな箇所の掃除も大変です。できるだけシンプルな形状のものを選ぶと、お手入れが簡単になります。また、材質も丸洗いできるカバーや汚れが染み込みにくい素材を選ぶと、日々の手入れもラクになり、清潔に使い続けることができるでしょう。
収納が付いているか
ソファベッドは大きな家具なので、一人暮らしなどスペースにあまり余裕がない人は、収納が付いているかどうかで選ぶのもおすすめです。商品によっては、大きな荷物もすっきり片付けられるほど大容量の収納を搭載しているものもあります。
また、ソファベッドに収納が付いていれば、こまごましたものや行き場のないもの、使用頻度の低いものなどを片付けることができ、生活感のないおしゃれな部屋に見せることもできます。荷物が多い人や整理整頓したい人はぜひチェックしておきましょう。
ソファとベッドの切り替え方
ソファベッドはソファとベッドに切り替えられるのがメリットの一方で、切り替えが面倒だと感じてしまうデメリットもあります。切り替えタイプによって変形のしやすさが異なるため、自身の負担にならないようなものを選びましょう。
切り替えの手間が少ないのは、ワンタッチで変形できる背もたれを倒すタイプのソファベッドです。ストレスなくソファベッドを使いたい方はこのタイプを選ぶのがおすすめです。
ソファ時とベッド時のサイズ感
ソファとして使用するときと、ベッドとして使用するときではサイズが違うため、必ず商品情報などに記載されている両サイズを確認しましょう。
設置するスペースによっては、切り替えがしにくかったり、圧迫感が強くなったり、窮屈に感じたりする場合があります。ソファとベッド、どちらのサイズでも設置に問題ないものを選ぶと失敗しにくいです。
ソファベッドの寝心地を改善する方法
先ほども説明しましたが、ソファベッドの寝心地はマットレスに劣る場合があります。しかし、ちょっとした工夫でソファベッドの寝心地を改善できるので、寝心地が気になるという人はぜひ試してみてください。
ここからは、ソファベッドの寝心地を改善する方法についてご紹介します。
シーツやベッドパッドを敷く
ソファベッドの上で直接寝ると、汗や汚れが付着して寝心地が悪くなります。そこでおすすめなのが、シーツやベッドパッドを置いて、汗や汚れからソファベッドを守ることです。
特に、汗は湿気がこもってしまうので寝心地が悪くなる原因に繋がります。なぜならば、睡眠に最適な湿度は50%前後と言われており、汗を吸って湿気が多い状態になるとこの最適な湿度を超えてしまうことがあるからです。そのため、湿気対策としてもシーツやベッドパッドを敷いて寝ることをおすすめします。
マットレスを敷く
ソファベッドは座り心地を優先に作られている場合が多いため、硬さや形が睡眠に適していないこともあります。そんなときは、マットレスを上から敷いて寝てみましょう。身体を適切にサポートしてくれるだけでなく、座面の折り目や凹凸が気にならなくなります。
最近ではソファベッドで使用できるマットレスも販売されていますので、ソファベッドの寝心地を改善したい方はその中から探すのがおすすめです。マットレスを敷くことでよりしっかりと身体が支えられるため、寝心地を改善したい人はぜひお試しください。
ソファベッドを置く時の注意点
ソファベッドを置くときの注意点は、ソファとして使うときに寝具を置く場所を確保しなければいけないことです。
ベッドとして使う際にどのような寝具を使用するかは人によって異なりますが、掛け布団と枕を使わない人は少ないと思います。特に掛け布団は寝具の中でもサイズが大きいため、相応の収納スペースが必要です。
押入れやクローゼットなどに寝具を収納できない場合は、大きな収納スペースの付いたソファベッドを選ぶと良いでしょう。特に引き出しタイプは使い勝手もいいのでおすすめです。
なお、収納付きのソファベッドを使う場合は、ベッドに変形させるときだけではなく、収納部分を開閉するためのスペースも必要です。どちらもスムーズに動けるくらいのスペースを確保して設置しないと、ソファベッドの使い勝手が悪くなるので、その点にも注意しましょう。
おすすめのソファベッド12選
最後に、当店のおすすめソファベッドをタイプ別に12選ご紹介します。
おしゃれでインテリアになじみやすいデザインなのはもちろん、寝心地を優先して作られた商品や、一人暮らしのお部屋にぴったりな商品もあるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
背もたれを倒すタイプ
まずはソファベッドの中でもオーソドックスな形である、背もたれを倒すタイプからご紹介します。ワンタッチで簡単に変形できるので、力の弱い方や変形が面倒だという方にもおすすめです。
幅185cm リクライニングソファベッド【商品番号:hy002】
こちらのソファベッドはリクライニングタイプで、3段階の角度調整が可能です。座面と背もたれはクッション性抜群で、ふんわり包み込まれるような心地よさを味わえます。
一般的なマットレスと比較するとソファベッドは寝心地が劣ると言われていますが、このソファベッドはクッションの厚みが約28cmもあるため、ウレタンマットレスのように底付き感がなく寝心地も抜群です。
シンプルなシルエットですが、キルティングによって高級感のあるビジュアルに仕上がっているため、インテリアにこだわりたい人や、寝心地を重視したい人におすすめです。
幅180cm 4WAYソファベッド【商品番号:rx-001】
こちらのソファベッドはリクライニングタイプで、3段階の角度調整が可能です。ソファにもベッドにもなる4WAYスタイルが特徴です。
切り離せる構造とリクライニング機能で様々なシーンにフィットする便利アイテムです。スタイルを変更できるのでアレンジを楽しみたい方にお勧めのソファです。
幅190cm 3WAYレザーソファベッド【商品番号:hy003】
高級感のあるレザー生地によって重厚感のあるデザインを実現した3人掛けのソファベッドです。シルバー脚が付いているのでモダンで高級な雰囲気を演出できます。
背もたれを倒してベッドに変えるタイプのソファベッドですが、右側の座面も動かせるWリクライニング仕様なので、いろんな生活シーンに合わせた使い方ができるでしょう。ソファ全体を覆うレザー生地は、高耐久で傷に強いEPUレザーを採用しており、防カビ・抗菌加工も施されているため、長く清潔に使い続けたい人にもおすすめです。
幅186cm ソファベッド リクライニングタイプ【商品番号:bc011】
こちらは、ウッドフレームの脚付き3人掛けソファベッドです。座面がボリューミーで脚もしっかりしていますが、フラットなデザインなので空間を圧迫しません。さらに、ファブリックは優しいニュアンスカラーで展開されているため、流行のインテリアにも合わせやすくなっています。
長く座っても疲れにくいしっかりとした座り心地と、専用のふんわりクッションで、疲れが癒やされるようなリラックスタイムを堪能できます。
折りたたみタイプ
折りたたみタイプは省スペースに設置できるうえに、広々と使えるので、一人暮らしの人やお部屋が狭い人におすすめです。
幅130cm 3WAYリクライニングソファ【商品番号:wj002】
こちらは三つ折りタイプの軽量なソファベッドです。力のない人でも簡単にソファスタイル、カウチスタイル、ベッドスタイルへと変形できます。3WAY仕様のため、自分にぴったりなスタイルを見つけられるでしょう。
そして、最大の特徴は42段階調節が可能なリクライニングギアです。細かく角度を調整できるので、体にフィットするくつろぎスタイルを探せます。
幅100cm 3WAYリクライニングソファ【商品番号:wj002-s】
こちらのソファベッドは、カラーバリエーションが豊富なので、お部屋に合わせてコーディネートを楽しめるところが特徴です。ソファ・カウチ・ベッドに変形できる3WAYタイプなので、好みの姿勢でリラックスできます。
背もたれが高くなっているため、全身を思い切り委ねてくつろぎたい人におすすめです。さらに、背もたれは42段階の角度調整ができるので、気分に合わせた姿勢でリラックスできるのも嬉しいポイントです。
幅103cm マルチソファベッド【商品番号:qx01】
こちらは24時間いつでもくつろげるマルチソファベッドです。BOX型のコンパクトな形をしているので、一人でゆったり過ごすことが好きな人におすすめです。座面を広げるとセミシングルほどの大きさになるので、1人で寝る分には窮屈しません。
座面クッションは切り離すことができ、セパレートすれば簡単にフロアクッションとソファになるため来客時にも便利です。
収納付きタイプ
収納付きタイプは、使用頻度の少ないものをすっきり片付けられるので、荷物が多い人やお部屋に収納が少ない人におすすめです。収納できる容量は商品によって違うため、自分に合った容量のソファベッドを選んでみてください。
幅204cm 収納付き2WAYソファベッド【商品番号:hy006】
こちらは座面の下が大容量の収納スペースになっているソファベッドです。引き出し式の座面を広げることで、簡単にソファからベッドへ早変わりできます。
ソファのときは2人で座ってもゆったりできる横幅と奥行きがあるため、誰かと一緒にリラックスタイムを過ごす際にも最適です。さらに、ベッドスタイルに変えると、ダブルベッドほどの大きさになるため、一人暮らしで大きなベッドで寝たい人や、同棲・夫婦2人暮らしの人にもおすすめです。
幅207cm 収納付き多機能ソファ【商品番号:ss001】
幅207cmの3人掛けで広々使えるソファベッドです。中央の背もたれは、前に倒すとドリンクホルダー付きのセンターテーブルが現れます。2人でゆっくりくつろぎたいときにもおすすめです。
そして、座面下にはスライドレール仕様の大容量引き出し収納と、スツール収納があります。さらに、肘掛けの下にはディスプレイ棚があるので、ちょっとしたコーディネートも楽しめます。
幅215cm 収納付きソファ【商品番号:ds-037】
シンプルなデザインで落ち着いた印象がありますが。大容量の収納が付いて自由なレイアウトが楽しめるソファベッドです。収納は座面下とスツールの2ヶ所に付いており、合計198Lほどのスペースがあります。シーツや着替え、シーズンオフの衣類など、かさばる荷物もすっきり片付けられるでしょう。
また、スツールは切り離して使うこともできるので、自由自在なレイアウトを楽しめます。
まとめ
ソファとベッドの機能を兼ね備えたソファベッドなら、コンパクトなお部屋にも設置しやすく、特に一人暮らしの人におすすめの家具です。
ただし、適当に選んでしまうと後から相性が悪かったと後悔してしまうかもしれません。まずは、自分がどこを重視したいかを軸にして、選ぶときのポイントや当店の商品を参考に、理想的なソファベッドを探してみましょう。