人工芝は気軽に緑を楽しめるアイテムとして、近年注目を集めています。特にお庭に人工芝を敷いて、緑豊かなエクステリアを楽しむ人が増えているようです。人工芝は天然芝よりもお手入れがラクで、いつでも綺麗な緑を楽しめるなどさまざまなメリットがありますが、選び方や敷き方次第で失敗してしまうこともあります。
そこで、お庭に人工芝を敷くメリットとともに、3つの注意点を対策と合わせてご紹介します。お庭にぴったりな当店おすすめの人工芝もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
人工芝が人気を集めている理由は?
近年、人工芝の人気が高まっています。人工芝が人気を集めている理由はさまざまですが、気軽に自然豊かな雰囲気を演出できる点が注目を集めている1つのポイントでしょう。
人工芝は天然芝と比較すると耐久性が高く、長い間綺麗な状態を保てます。芝刈りのようなお手入れも不要で、屋外だけでなく屋内でも使えます。面倒なメンテナンス不要で気軽に楽しめるDIYアイテムとして、さまざまなアレンジでDIYを楽しむ人が増えているのが人気を集めている理由です。
お庭に人工芝を敷くメリット
人工芝はさまざまな場所に設置できますが、特に設置場所として選ばれているのがお庭です。お庭に設置する人が多い理由は、さまざまなレイアウトを楽しめるだけでなく、たくさんのメリットがあるからです。
まずは、お庭に人工芝を敷くメリットについて解説します。
1年中綺麗な緑を楽しめる
天然芝(日本芝)は冬になると枯れてしまい、春まで綺麗な緑を楽しむことができません。一方の人工芝はプラスチック素材で作られているため、お庭で1年中綺麗な緑を楽しめます。
季節に問わず、自然豊かで爽やかな景色を楽しめるのは、人工芝ならではのメリットです。
面倒なお手入れがほとんどない
天然芝の場合、3~10月の生育期間に10~18回程度刈り込みを行うほか、水やりや除草、施肥(肥料を与えること)などのお手入れが必要になります。
しかし人工芝ならば、芝刈りや水やりなどの面倒なお手入れが必要ありません。ゴミや砂などが溜まったり付着したりしている場合のみ、落ち葉や雑草を除去し、砂を洗い流すといった、最低限のメンテナンスだけで綺麗な芝生を楽しむことができます。
維持費を安く抑えられる
天然芝の場合、年間で数万円ほどの維持費がかかります。さらに芝刈り機などを導入する場合は、施工費用以上にコストがかかることも少なくありません。一方、人工芝は芝刈りや水やりなどの面倒なお手入れが不要な分、維持費も安く抑えられます。
基本的なメンテナンスはこまめにお掃除をするだけです。そのため、人工芝の維持費は掃除機やほうき、水などの、お掃除に必要な費用だけで済みます。
日当たりの悪い場所でも敷ける
天然芝は植物なので、光合成をする必要があります。そのため、日光の当たらない日陰の多い場所での生育は難しく、成長しないことも多いです。
しかし、人工芝はプラスチック素材で作られており、天然芝のように成長はしないため、芝生が育ちにくい日陰にも敷くことができます。日陰に敷けることでレイアウトの幅が広がり、さまざまなインテリアを楽しめるのもお庭に人工芝を敷くメリットの1つです。
お庭に人工芝を敷く3つの注意点【対策もご紹介】
お庭に人工芝を敷くメリットはたくさんありますが、一方で注意しなければならないデメリットもあります。特に、業者に依頼せず自分でDIYして施工する場合、注意しなければならない点がいくつかあるので気をつけましょう。
ここからは、人工芝のデメリットに繋がる注意点を、対策とともに解説します。
整地が甘いと虫の発生や怪我のリスクが上がる
人工芝を美しく仕上げるためには、整地をきちんと行わなければなりません。整地をしっかり行わないと、地面がボコボコして見栄えが悪くなるだけでなく、ゴミや水が溜まりやすくなったり、虫が発生したりといったさまざまなデメリットに繋がります。
また、きちんと整地を行わないと人工芝がめくれやすくなったり、つまずいて転倒し怪我に繋がったりすることもあるので注意が必要です。
虫の発生や怪我のリスクを下げるためには、人工芝を敷く前の整地をきちんと行うことが大切です。まずは雑草や小石、落ち葉など、地面に落ちているものや生えている植物を綺麗に取り除きましょう。
何もない状態になったら、スコップや足で下地となる地面をしっかり平らにして、土壌を固めてください。下地がしっかり平らに固まったら、除草シートを敷いて雑草対策を行いましょう。丁寧に整地を行うことで見栄えがよくなり、後々のお手入れもラクになります。
複数枚使う場合はカットしないと違和感が出る
お庭の広さにぴったりな人工芝を見つけるのは大変なため、複数枚購入して、お庭の広さに合わせてカットしつつ繋ぎ合わせることが一般的です。カットせずにそのまま敷いてしまうと、見栄えが悪くなったり、不自然な雰囲気になったりします。
また、人工芝をカットして組み合わせる場合、きちんと人工芝同士を合わせないと、見栄えが悪くなるだけでなく、めくれやすくなったり浮きやすくなったりすることもあります。すき間にゴミや砂が入ってしまうことも多いので、すき間ができないよう綺麗に組み合わせることを心がけましょう。
人工芝をカットする際は、基本的にカッターで裏から刃を入れると綺麗にカットできます。縫い目に合わせてカットすると、繋ぎ目が目立ちにくくなるのでおすすめです。また、複数枚の人工芝を組み合わせる場合は、ジョイント処理を行うと、繋ぎ目が目立ちにくくなるだけでなく、浮いたりめくれたりも少なくなります。
ジョイント処理の方法は、人工芝用のジョイントテープを使って繋ぎ目を合わせ、さらに上から固定ピンを差し込むだけです。ジョイント処理をするだけで、時間が経っても綺麗な状態を維持できるでしょう。固定ピンは繋ぎ目に対して斜めに刺すと、外れにくくなるので、ぜひ試してみてください。
お庭の下地によっては水はけが悪くなる場合がある
人工芝を敷くと水はけが悪くなるという声もありますが、実際は水はけ対策が施されている人工芝がほとんどなので、敷いたところの水はけが悪くなることはありません。
しかし、下地となる地面の吸水性が悪かったり、保水性が高かったりすると、水はけが悪くなる場合があります。そのため、下地によってはしっかり対策することが必要です。
お庭の地面に園芸や家庭菜園用の土を使用している場合は、上から人工芝用の下地を撒くと水はけがよくなります。人工芝用の下地は、水はけのよい素材が使われており、水を含むと固まりやすくなるので、地面がぬかるんでぐちゃぐちゃに荒れるリスクを軽減できます。
また、整地をする際に勾配を付けて水が流れるルートを作ってあげると、水はけがよくなるのでおすすめです。コンクリートやレンガを使っている場合は、水はけマットを下地にすると、通気スペースから水がしっかり流れてくれます。
後悔しない!お庭に敷く人工芝の選び方
一見、同じように見える人工芝でも、メーカーや商品によって使っている素材や仕様、機能などが全く異なります。適当に選んでしまうと、思ったような仕上がりにならなかったり、余計なトラブルが発生したりすることもあるかもしれません。
では、どのような点に注意して人工芝を選べばよいのでしょうか?後悔しないために、お庭に敷く人工芝の選び方について解説します。
お庭の広さ・形状に合わせるならロール状がおすすめ
人工芝には絨毯のようなロールタイプと、複数枚を組み合わせてタイルのように並べて使えるジョイントタイプがあります。
ベランダや狭い場所、ちょっとしたDIYに使用するならば、ジョイントタイプが便利ですが、お庭のような広い場所に敷くならばロールタイプがおすすめです。ロールタイプの人工芝ならば、複雑な形にもカットしやすいので、お庭の形状に合わせやすいメリットがあります。
また、複数枚を組み合わせても、しっかりジョイント処理を行っていれば繋ぎ目が目立ちにくく、自然な景観を作ることができる点もおすすめのポイントです。
水抜き用の透水穴が開いているか確認する
屋外用の人工芝には、基本的に水抜き用の透水穴が開いています。しかし、室内用や箱庭などのDIY用には開いていないことが多いため注意が必要です。
また、商品によっては透水穴が小さかったり、数が少なかったりすることもあります。透水穴がきちんと開いていないと、雨水がきちんと流れずに人工芝の上に溜まってしまい、カビや虫が発生するリスクが高くなるので注意しましょう。
そのため、お庭に敷く場合は、必ず透水穴がきちんと開いている人工芝を選んでください。
できるだけ耐久性の高い人工芝を選ぶ
お庭は屋外なので、さまざまな天候のもとに晒されます。そのため、できるだけ耐久性の高い人工芝を選ぶことで、長い間綺麗な状態を楽しむことができます。人工芝の耐久性は、密度と素材を確認するとよいでしょう。
まず、密度はできるだけ高密度の人工芝を選びましょう。芝の本数が多いほど、芝同士が支え合ってくれるので、歩き回ってもすぐにへたれてしまうのを防止できます。クッション性も高くなるので、長い時間ふわふわした心地よい感触を楽しめます。
また、人工芝には主にナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンの3種類の素材が使われていますが、中でも耐久性が高いのはポリプロピレン製です。ポリプロピレンは劣化の原因となる熱や紫外線に強いため、綺麗な景観を長く楽しみたい人にぴったりです。なお、ナイロン製は安価で柔らかく、手触りもいいですが、耐久性が高くないのでおすすめはできません。
お庭のDIYにおすすめの人工芝7選
人工芝をお庭に敷くメリットや、敷くときの注意点などを解説してきました。当店で取り扱っている人工芝は、DIYでの施工もしやすいものが揃っています。
ここからは、そういった商品を7つご紹介していきますので、人工芝に興味が出てきた方はぜひ参考にしてください。
5葉MIX プレミアム人工芝 芝丈38mm 2×10m【商品番号:qh015】
見た目の美しさにこだわりたい方には、こちらの人工芝がおすすめです。色や形の違う5種類の葉をミックスすることで、とことんまで天然芝に近づけられた商品です。さらにつや消し加工によって不自然なテカり感も抑えられています。
芝はしなやかで柔らかく、芝丈も長く作られているため、寝転がってくつろいでも気持ちいい人工芝です。
リアル人工芝 超高密度タイプ ロング丈55mm 2×10m【商品番号:qh019-s】
こちらの人工芝の特徴は、何と言っても55mmという超ロング丈の毛足です。毛足が長いと絡まって抜けやすいイメージがあるかもしれませんが、こちらの人工芝は、基布をラテックスで固定する三層構造になっているため、耐久性も抜群です。
雨風にさらされる分、掃除などの機会が増える屋外の人工芝としても安心のアイテムです。
リアル人工芝 芝丈20mm 2×10m【商品番号:qh011-set】
お庭の見た目をすっきり整ったものに仕上げたいならこちらがおすすめです。芝丈が少し短めに作られており、芝の間に入り込んでしまった土なども掃除しやすくなっています。
短めの芝ですが葉は細くて感触が柔らかく、お子さまやペットの遊び場としても人気の商品です。また、ノンホルムアルデヒドなので健康面でも安心して使えます。
リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh004-set】
こちらもまたDIYでの使い勝手が良い人工芝です。大きめのサイズなので広いお庭にも施工しやすくなっています。カッターで加工できるようになっており、敷きたい場所にぴったり合わせることができます。
地面に固定するためのU字ピンも付属していて、隙間ができて見た目が不格好になったり、その隙間で虫がわいたりといったことも防ぎやすくなっています。
リアル人工芝 芝丈35mm 1×5m【商品番号:qh001-set】
玄関やお庭の細かな部分に敷くなら、少し小型のロールタイプであるこちらがおすすめです。裏面に水抜き用の穴が付いているため、芝同士の隙間に水が溜まってしまうことも防いでくれます。
カラー展開は2種類で、緑色の濃いラッシュグリーンと柔らかい印象のフレッシュグリーンから、敷く場所に合ったものを選ぶことができます。
超高密度タイプ 防草シート付 芝丈35mm 2×10m リアル人工芝【商品番号:qh028-wps】
芝がぎっしり詰まった人工芝をお探しならこちらはいかがでしょうか。1㎡に約47万本という超高密度仕様で、さらにゴージャスな踏み心地に仕上がっています。また、密度が高くなることで芝同士の隙間がなくなり、耐久面もより高いのが特徴です。
芝にはUVカット加工が施されているため、日当たりのいいお庭に敷いても美しさが長続きするようになっています。
リアル人工芝 超高密度+静電気防止タイプ 芝丈20mm 2×10m【商品番号:qh025-s】
「冬場の静電気が気になる…」という方にはこちらの人工芝がおすすめです。芝に静電気の発生を抑制する繊維が織り込まれているため、裸足でも歩きやすくなっており、お庭だけでなくベランダに敷くのにも向いている人工芝です。
裏面には水抜き穴が付いていて、雨に強いだけでなく、ホースなどを使ったお手入れもしやすくなっています。
まとめ
気軽に緑豊かな景観を楽しめる人工芝は、お庭をナチュラルな雰囲気にしたい人におすすめのアイテムです。ただし、メリットがたくさんある分、気をつけなければならないデメリットもあるので、注意点をよく守ったうえで人工芝を敷きましょう。
また、選び方次第では失敗してしまうこともあります。お庭に敷く人工芝選びで後悔しないために、当店おすすめの商品と選び方を参考に、お庭にぴったりな人工芝を探してみてください。