人工芝はコンクリートの上にも敷ける!敷く時の注意点や失敗しない選び方をご紹介

人工芝

人工芝は気軽に自然豊かな緑を取り入れられるアイテムとして、人気を集めています。天然芝は土の上で育てなければいけませんが、人工芝はコンクリートの上にも設置できるので、土がないお庭はもちろん、玄関先やバルコニーなどにも気軽に置くことができます。

今回は、人工芝をコンクリートの上に敷く際の注意点や、失敗しない選び方を解説します。当店おすすめの人工芝もご紹介しているので、自宅に芝生を取り入れたい人はぜひ参考にしてみてください。

目次

人工芝はコンクリートの上にもおすすめ!

人工芝は土や砂など、ある程度柔らかい地面の上に設置するイメージが強いですが、コンクリートの上にも敷くことができます。

ここでは、コンクリート上だからこそのおすすめポイントをご紹介します。

肥料や水を使わずに手軽に緑を楽しめる

肥料や水を使わずに手軽に緑を楽しめる

人工芝はプラスチックの素材でできているため、天然芝のように水や肥料を与える必要がありません。そのため、コンクリートの上に設置するだけで、手軽に緑のある空間を作ることができます。

マンションやアパートなどお庭のない物件でも、自然の中にいるような景色を作れるので、アウトドアや自然が好きな人におすすめです。

怪我のリスクを減らすことができる

怪我のリスクを減らすことができる

人工芝にはクッション性があるため、コンクリートの上に敷くことで怪我や事故のリスクを減らし、安全性を高めることができます。転倒しても怪我を負いにくくなるので、小さなお子さまがいる家庭におすすめです。

さらに人工芝は地面が濡れていても滑りにくい造りになっているため、転倒事故自体のリスクも下げられます。

人工芝をコンクリートに敷く手順と注意点

人工芝は下地となる地面によって敷き方が変わります。ここでは、コンクリートに人工芝を敷く手順と注意点について解説します。

STEP1.設置場所を綺麗に掃除する

STEP1.設置場所を綺麗に掃除する

まずは人工芝を敷く場所を綺麗に掃除しましょう。コンクリートに付着した泥や汚れを落とすだけでなく、落ち葉や虫の死骸、小石など落ちているものも全て綺麗に除去してください。

芝生を敷いたあとは、下地になっている部分の掃除ができなくなるため、可能であれば高圧洗浄機などの道具を使って徹底的に綺麗にすることをおすすめします。

STEP1の注意点

コンクリートに泥がこびりついていたり、石が落ちていたりするのをそのままにしておくと、人工芝を敷いたときにでこぼこして見栄えが悪くなってしまいます。また、芝生がズレやすくなったり、落ち葉が腐敗して虫が発生したりすることもあるので注意しましょう。

コンクリートの掃除は、必ず徹底的に綺麗になるまで行ってください。

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STEP2.人工芝を仮置きする

人工芝を固定する前に、どこにどのように設置するか仮置きをします。仮置きは両面テープなどを使って仮止めしながら行います。

仮置きをする前に接着してしまうと、人工芝の向きを間違えたり、この後の工程でズレて見栄えが悪くなったりするので、必ず仮置きを挟んでください。

STEP2の注意点

人工芝を仮置きする際は、向きが揃っているか確認してください。向きがばらばらだと、繋ぎ目が目立ったり、散らかった印象になったりなど、見栄えが悪くなってしまうので注意しましょう。

また、ロール状の人工芝を使用する場合は、元の形に戻ろうとしてしまうので、たわんでしまわないように、重石などで抑えながら作業を進めてください。

STEP3.広さ・形に合わせて人工芝を切る

仮置きをしたら、敷く場所に合わせて人工芝をカットします。はみ出ている場所など、余計な部分にカッターの刃を逆にして印を入れます。カッターの刃の代わりに、チョークやカラーペンを使っても問題ありません。

切るときは、ハサミOKの人工芝でも、基本的にはカッターを使いましょう。

STEP3の注意点

人工芝をカットするときは、必ず裏側から縫い目に沿って切るようにしてください。

表面からカットしてしまうと、芝まで切れてしまう場合があるので注意しましょう。定規や型紙を使うと綺麗な形にカットできます。

STEP4.人工芝同士を繋げる(ジョイント処理)

広い場所に敷く場合、複数枚の人工芝を組み合わせて設置します。この際に、ジョイント処理と呼ばれる、人工芝同士を接着する工程を挟みます。

ジョイント処理を行う理由は、繋ぎ目から人工芝が浮いてしまったり、隙間ができて繋ぎ目が目立ったりしてしまうからです。専用のジョイントシートなどを使って、繋ぎ目を合わせ、大きな1枚の人工芝に加工します。

STEP4の注意点

ジョイント処理を行う際は、隙間ができないようにしてください。隙間があると、ホコリやゴミが溜まりやすくなります。

人工芝に使用するジョイントシートや両面テープは非常に強力なので、付着したホコリやゴミを取り除くことは難しいです。そのため、ジョイントする際は芝でしっかり繋ぎ目が隠れるように整えてください。

STEP5.人工芝をコンクリートに接着する

人工芝の端とジョイント部分に、専用に接着剤を塗ってコンクリートに接着します。接着しなくても敷けないわけではありませんが、しっかり固定をするならば、コンクリートに直接接着する方法が確実です。

人工芝をしっかり接着することで、摩擦でずれたり、風でめくれたりなどのリスクが減ります。

STEP5の注意点

賃貸物件に住んでいる場合、退去時に元の状態に戻す原状回復をしなければなりません。

人工芝に使用する接着剤は非常に強力なので、はがすときに接着剤がコンクリートに残ったり、構造物を傷つけたり汚したりするリスクがあります。そのため、賃貸物件でコンクリートに人工芝を接着する場合は、置くだけにしたり、接着剤を外周や角だけに付けたりなど、はがしやすいように工夫することをおすすめします。

接着をしていない、もしくは接着が甘い状態だと、風で飛ばされるなどのリスクがあるため、しっかりと接着をしたくない場合は、重石や家具で動かないように固定するなどの工夫をしてください。

STEP6.仕上げ

最後に仕上げを行います。まずは、はみ出した接着剤を固まる前に除去してください。除去スプレーやアルコール、塗料うすめ液などを使うと落としやすいです。また、繋ぎ目が目立たないように微調整をするのも忘れないようにしてください。

最後に、抜けた芝などがあれば掃除機やほうきで取り除いて完了です。

STEP6の注意点

接着剤を落とせる液体はいろいろありますが、中には人工芝を溶かしてしまうものもあるので注意してください。特にラッカーシンナーは、プラスチックを溶かす作用があるため注意が必要です。

接着剤を取り除く際に、アルコールや薬剤を使用する場合は、念のため触れそうなところをマスキングするなどして対処することをおすすめします。

失敗しない!コンクリートに敷く人工芝の選び方

人工芝にはさまざまな種類があり、中にはコンクリートには向いていない商品もあります。ここでは、コンクリートに敷く人工芝の選び方をご紹介します。

水はけのよいものを選ぶ

コンクリートはあまり水はけのよい下地ではありません。水はけが悪いと人工芝に水が溜まって、カビや虫が発生する可能性があります。そのため、人工芝はしっかり水が流れるものを選びましょう。水はけのよい人工芝を選ぶなら、必ず水抜き穴がしっかり空いているものを選んでください。

また、ナイロンは吸水性があるため、水はけを重視するならポリエチレンかポリプロピレン製の人工芝がおすすめです。

耐久性の高さを確認する

人工芝自体の耐用年数は一般的に10年前後と言われています。しかし、中には2~3年しか耐えられないものもあれば、20年近く使えるものまで、商品によって耐用年数に幅があります。

できるだけ耐用年数が長いものを選ぶならば、素材はポリプロピレン中心のものを選びましょう。ナイロン製は安価で触り心地も良いですが、耐久性がないのでおすすめできません。

また、芝の密度が高いとお互いに支え合ってくれるので、たくさん歩き回ってもへたりにくいのでおすすめです。可能であれば、UV加工されている人工芝を選ぶと、綺麗な緑の景色を長く楽しめます。

重量があるものを選ぶ

重量があるものを選ぶ

下地が土の場合は、ピンでしっかり固定するのでずれたり外れたりといったトラブルは起きにくいです。しかし、コンクリートの場合は接着剤で留めるだけなので、強い衝撃によって取れてしまう可能性があります。

重量のあるものを選べば、コンクリートとの密着性が高くなるのでずれたり外れたりしにくいですまた、万が一接着剤が取れてしまっても、風で飛ばされるリスクが軽減されるのでおすすめです。

芝の毛足が長い方がおすすめ

コンクリートはとても固い下地なので、芝の毛足が長い人工芝がおすすめです。芝の毛足が長いとクッション性が高くなるので、人工芝の上に直接座ったり寝転んだりしても底付き感が少なく、よりリアルな芝生に近い感覚で使用できます。

小さなお子さまがいる場合も、転倒時の怪我のリスクを下げられるので、コンクリートに敷く人工芝は、毛足が長いものをおすすめします。

気軽に設置するならジョイントタイプを選ぶ

コンクリートに人工芝を設置する場合、接着剤を直接コンクリートに施さなければなりません。しかし、耐用年数を過ぎたら交換をしなければならないことと、賃貸では接着剤を使いにくいことを考えると、より手軽に人工芝を取り入れられるジョイントタイプをおすすめします。

ジョイントタイプとは、タイル状になった人工芝のことです。簡単に人工芝同士を繋げられるので、テープや接着剤を使ったジョイント処理の必要もありません。広さに合わせて枚数を調整できるので、狭いスペースへの設置にも向いています。

賃貸に住んでいる人や、気軽に人工芝を取り入れてみたい人はジョイントタイプをおすすめします。

コンクリートにおすすめの人工芝10選

最後に、コンクリートにおすすめの人工芝10選をご紹介します。当店おすすめのリアルで品質の高い人工芝を揃えましたので、気になるアイテムがないかぜひ探してみてください。

リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh004-set】

リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m【qh004-set】

こちらは従来品に比べ、1㎡あたりの芝の枚数を約21万枚増やし、クッション性を向上させた人工芝です。芝の数を増やしたことで、継ぎ目が目立ちにくく仕上がりました。

また、風合いも天然芝に近く、色や形の異なる芝をミックスすることで、より自然な見た目を実現しています。EU基準に基づく安全性試験にて、安全性が証明されているので、小さなお子さまのいる家庭でも安心してお使いいただけます。

リアル人工芝 芝丈35mm 2×5m【商品番号:qh003-set】

リアル人工芝 芝丈35mm 2×5m【qh003-set】

手が埋もれるほどふかふかした毛足の長い人工芝です。チクチクしないので素足で歩きやすく、お子さまが遊ぶスペースとしても活用できます。

高密度で本物のような芝の質感を実現し、まるで天然芝のようなビジュアルが魅力的です。不自然なテカリがなく、自然なツヤが美しい仕上がりなので、コンクリートの地面にも綺麗に映えるでしょう。

リアル人工芝 芝丈35mm 1×10m【商品番号:qh002-set】

リアル人工芝 芝丈35mm 1×10m【qh002-set】

本物のようなリアル感を追求した人工芝です。こちらの人工芝には、ベーシックモデルに加えて、へたりにくい高耐久タイプが新登場しました。

さらに、UVカット加工を施しているので色褪せにくく、美しい緑を長い時間楽しめます。もちろん、水抜き穴も付いているので雨の日でも安心です。

絨毯のようなロール状の人工芝ですが、カーペットのように敷くだけで簡単に設置できるので、DIY初心者にもおすすめです。

リアル人工芝 超高密度+静電気防止タイプ 芝丈35mm 1×10m【商品番号:qh026-s】

リアル人工芝 超高密度+静電気防止タイプ 芝丈35mm 1×10m【qh026-s】

素足で歩いても快適な心地よさを追求した人工芝です。芝丈は35mmとやや​​長めですが、チクチクしない柔らかな肌触りが特徴で、お子さまのいる家庭でも安心してお使いいただけます。

さらに、1㎡あたり約47万枚の超高密度で、静電気を抑える繊維を配合しているので、不快なパチッを防いで快適に使用できます。

リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh028-s】

リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m【qh028-s】

緑豊かで快適な心地よさを追求した高密度の人工芝です。豊富な芝によって寝転んでのんびりしたくなるような、柔らかい触り心地を実現しました。

つや消し仕上げによって天然芝の美しい質感も再現しており、紫外線による色落ちを防ぐUVカット加工を施しているので、綺麗な色味の状態が長く続きます。コンクリートの上でも最高の心地よさを楽しめるので、緑豊かな自然を感じながら暮らしたい人におすすめです。

5葉MIX プレミアム人工芝 芝丈38mm 2×10m【商品番号:qh015】

5葉MIX プレミアム人工芝 芝丈38mm 2×10m【qh015】

こちらは異なる形の5色の芝葉を絶妙な割合で配合し、リアル感を追求した人工芝です。つや消し加工によって不自然な光沢感をなくし、自然なビジュアルに仕上げました。

高密度でふかふかな手触りのため、素足でもチクチクとした不快感がありません。見た目だけでなく触り心地もリアル感を追求しているため、自然な芝生を楽しみたい人におすすめです。

ジョイント人工芝 芝丈35mm 30cm×27枚【商品番号:qh005】

ジョイント人工芝 芝丈35mm 30cm×27枚【qh005】

こちらは天然芝のようなリアルな質感を追求した人工芝です。ジョイントタイプなのでコンクリートへの設置も簡単です。

また、極細の芝葉でふんわりしているので裸足で歩いてもチクチクせず、クッション性も高いため、ふかふかとした気持ちのよい触り心地を楽しむことができます。

さらに、小さなスペースでも設置可能で自由自在なアレンジも楽しめるので、インテリアや箱庭などDIYでの使用にもおすすめです。

リアル人工芝 芝丈40mm 2×10m【商品番号:qh040】

リアル人工芝 芝丈40mm 2×10m【qh040】

コンクリートへの設置にぴったりな、芝丈40mmのロング丈人工芝です。手が埋もれるほど長いから、裸足で歩いてもチクチクしません。クッション性も高いので、お子さまの遊び場としても安心して活用できます。

さらに、芝葉が抜けにくい高耐久構造なので葉の減りを防ぎます。長期的にふかふかした心地よい感触を楽しめるので、長く人工芝を楽しみたい人におすすめです。

5葉MIX プレミアム人工芝 芝丈38mm 1×10m【商品番号:qh013】

5葉MIX プレミアム人工芝 芝丈38mm 1×10m【qh013】

こちらはぎっしり高密度で、ふかふかのロング丈を採用した人工芝です。5種類の葉をミックスし、より自然な風合いに仕上げました。

葉が抜けにくい高耐久構造で、さらにUVカット加工が施されているので、綺麗でふかふかな人工芝を長く楽しめます。そして、防炎加工も施されているため、万が一のときも安心です。

リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m ベーシック 防草シート付【商品番号:qh4-wps】

リアル人工芝 芝丈35mm 2×10m ベーシック 防草シート付【qh4-wps】

本物の天然芝のような質感を追求した人工芝です。リアルな風合いにこだわっているので、バルコニーや玄関先など、コンクリートで冷たい印象の場所も温かい自然の景観を望む景色へと変身させてくれます。

ロールタイプですが簡単に設置できるので、DIYに慣れていない人にもおすすめです。

まとめ

コンクリートは冷たい印象になりがちですが、人工芝を敷くことで、自然豊かな景観を作り出すことができます。

コンクリートだからこそのメリットもたくさんあるので、自然やアウトドアが好きな人は、ぜひ人工芝を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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