人工芝は天然芝と違ってお手入れしやすく、季節関係なく美しい色合いが楽しめるのが魅力です。
しかし人工物ですので耐用年数や寿命があります。買い替えの目安を知っておくことで、より効率よく人工芝を使い続けることができるでしょう。
ここでは、人工芝はどのくらいで劣化してしまうのか、そしてできるだけ長持ちさせるにはどうしたら良いのかなどをご紹介します。
目次
- 人工芝の耐用年数はどれくらい?
- 人工芝が劣化する原因
- 人工芝を長持ちさせる4つのポイント
- 人工芝の買い替え時のサイン
- 高耐久の人工芝おすすめ10選
- リアル人工芝 プレミアム 5葉MIX 芝丈38mm 1×10m【商品番号:qh013】
- リアル人工芝 芝丈35mm 2×5m【商品番号:qh003-set】
- リアル人工芝 超高密度 芝丈35mm 1×10m【商品番号:qh016】
- リアル人工芝 プレミアム 5葉MIX 芝丈38mm 2×10m【商品番号:qh015】
- リアル人工芝 超高密度+静電気防止 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh027-s】
- リアル人工芝 芝丈35mm 高耐久タイプ 2×10m【商品番号:qh004c】
- リアル人工芝 芝丈35mm 1×20m【商品番号:qh006-set】
- リアル人工芝 芝丈35mm 1×5m【商品番号:qh001-set】
- リアル人工芝 防草タイプ 全面透水 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh045c】
- ジョイント人工芝 芝丈35mm 30cm×27枚【商品番号:qh005】
- まとめ
人工芝の耐用年数はどれくらい?
人工芝は一般的にどれくらい持つものだとされているのでしょうか。ここでは、人工芝のタイプによって耐用年数が変わるかどうかや、天然芝との違いを解説します。
人工芝の耐用年数は7~8年
人工芝の耐用年数は約7~8年と言われており、国税庁の定める減価償却の基準でも同様に設定されています。ただし、人工芝は環境や使い方によって耐用年数が大きく変わるため、注意が必要です。屋内・屋外問わず、日光や雨、使用頻度などの影響で劣化が早まりやすく、長持ちさせるためには劣化しにくい商品を選んだり、使い方を工夫したりすることが重要です。
たとえば、サッカー場の人工芝は使用頻度が高いため、一般的に耐用年数は5~7年とされ、定期的なメンテナンスが必要です。最近では高耐久タイプの人工芝も増えており、耐用年数の延びが期待されています。
ロール式とジョイント式の耐用年数の違い
人工芝にはロール式とジョイント式の2つのタイプがあります。タイプによる耐用年数の違いはあまりなく、やはり商品の質や用途によって左右されます。
しかし、屋内で使用する場合はジョイント式を選んだ方が結果的に長持ちしやすくなります。なぜなら、汚れたり劣化したりしたらその部分だけ新しいものに交換できるからです。ロール式だと、破損したら新しいものに敷き替えなくてはならず、短期間での買い替えが必要になる可能性もあります。
天然芝と人工芝の耐用年数の違い
天然芝は一度敷くと、管理次第で数十年持たせることができます。ただし、敷いたばかりの若い天然芝は傷みやすいので、あまり踏まないように気をつけなくてはいけません。地面に定着してからは、定期的にメンテナンスすることで長持ちさせられます。
一方、人工芝は生きた植物ではないため、どうしても劣化が進んでしまいます。一般的に、10年以内に取り替える必要がありますが、商品ごとの耐久性に違いがあるため、チープなものだと2~3年で劣化してしまうことも少なくありません。また、日光や雨風によって破損する可能性もあります。人工芝の老朽化は、使用環境やメンテナンスによっても左右されるため、定期的に状態をチェックし、必要に応じて早めに取り替えることが重要です。
ただ、お手入れの手間は天然芝の方が多いため、庭のメンテナンスに慣れていない場合は人工芝の方が長持ちするといったケースも少なくありません。
人工芝が劣化する原因
使っている限り人工芝は痛んでいきますが、では、主にどのような原因で人工芝が劣化するのでしょうか。ここでは、人工芝が劣化する大きな要因と、対策方法を解説していきます。
1.台風や天候などの影響
人工芝は強風で飛ばされたり、一部分が剥がれたりすることがあります。特に、しっかりと施工されていないところがあると、そこから剥がれてしまうため注意が必要です。また、大雨や雪によって地面がぬかるんで、人工芝がずれてしまうこともあります。
地面が平らではない場所やぬかるみやすい場所に敷く場合は、下地を整えてから敷くように心がけましょう。
2.ゴキブリなどの虫
人工芝は手入れが簡単で見た目も美しいですが、虫の発生について心配する人もいます。人工芝自体は生きた植物ではないため、基本的に虫の餌となる有機物はありません。しかし、周囲の環境や不適切なメンテナンスにより、ゴキブリが発生する可能性があります。
これを防ぐためには、定期的な清掃が重要です。人工芝の周囲や隙間にたまったゴミを取り除くことで、虫の発生を抑えることができます。また、通気性のあるシートを敷くことで、湿気を減らし、ゴキブリの発生を防ぐことも可能です。
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3.人や物の重み
人工芝の上を歩いたり、重いものを置いたりすると、どうしてもその部分だけ葉が寝てしまいます。劣化させないようにするためには、人工芝に力を加えないのが一番です。
しかし、それではせっかくの人工芝が「景色を楽しむためだけのもの」になってしまいます。劣化した部分だけを交換できるジョイント式人工芝を使用するか、お手入れとしてデッキブラシで定期的に毛を起こしてあげるようにしましょう。
4.太陽光による紫外線
庭やベランダなど、日の当たるところに人工芝を敷く場合は、日光による劣化にも気を付けなくてはいけません。人工芝はその性質上、紫外線が当たり続けると劣化が進んでしまいます。
屋外に敷く場合、人工芝の中には紫外線による劣化が抑えられるように加工されているものもあるのでそれを使用すると良いでしょう。
当店の人工芝は、3000時間の「UV耐久性試験」を実施しています。日光による退色が少ない、高品質な人工芝をお探しの方はぜひお求めください。
人工芝を長持ちさせる4つのポイント
人工芝に対して「やめたほうがいいのか」と考える方もいるかもしれません。しかし、実際には適切な管理とメンテナンスを行えば、非常に便利で効果的な選択肢です。
ここからは、人工芝を長持ちさせるために普段からできるお手入れや使い方のポイントをご説明していきます。
1.定期的にお手入れや掃除をする
人工芝は葉の中に砂や石、ホコリなどが溜まりがちです。特に葉の長いタイプだと、奥に入ってしまったものは取り除きにくくなってしまいます。こういったゴミを除去することで葉が倒れにくくなり、劣化を防ぐことができるので、定期的な掃除を心がけしましょう。
細かなホコリや砂は、土や砂を吸引しても大丈夫な掃除機で吸って取り除きます。葉っぱなどの大きめのゴミは、ほうきを使うと掻き出しやすいのでおすすめです。
ジョイント式の人工芝の場合、つなぎ目にゴミが溜まると目立つので、ゴミが溜まり始めたと感じたら掃除をするようにしましょう。
2.重いものを置き続けない
葉が倒れたり破損したりするのを防ぐには、重いものを同じところに置き続けないことが大切です。また、自転車を押したり歩いたりするルートや、テーブルやチェアといった家具を置きたい場所には人工芝を敷かないという工夫も効果的です。
どうしても人工芝の上に重いものを置かなくてはいけない場合や、踏む頻度の多い部分がある場合は、その部分だけジョイント式を取り入れて、部分的に交換できるようにしておくという工夫もおすすめです。
3.車の乗り入れを控える
人工芝は合成樹脂でできているため、重いものでつぶしてしまうと葉に癖がついたり、破損したりしてしまいます。そのため、駐車場での使用はおすすめできません。
住宅の景観を整えるためにどうしても駐車場に人工芝を敷きたいという場合は、車の乗り入れ部分やタイヤが当たる部分を違う材質のものにして、人工芝にタイヤが接触しないような工夫をしましょう。また、駐車場全体に人工芝を敷きたいのであれば、同じ位置に車を停め続けないなどで対策を立てることもできます。
4.耐久性の高い人工芝を選ぶ
長持ちさせたい場合、耐久性が高い人工芝を選んでおくと安心感があります。
商品を比較する際、まずは人工芝の素材をチェックしてください。一般的にポリエチレンやポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニルデンのどれかが使用されていますが、中でもポリエチレンが高い強度を誇り、劣化しにくいとされています。芝の弾力性も高く、長期間使用してもへたりにくいのが特徴です。屋外で使用するなら、水に強いポリプロピレンもおすすめです。
庭やベランダなど、雨風の当たるところに敷きたい場合は、この2つのどちらかを選んでおけば良いでしょう。
人工芝の買い替え時のサイン
人工芝が劣化してきたかどうかの判断は、慣れないうちは難しいものです。
ここでは、人工芝の買い替え時の基準となる3つのサインについて解説します。
1.芝の変色や擦り切れなどが目立つ
芝は紫外線が当たり続けることで段々と変色していきます。色あせている部分があったり、全体的に色素が抜けてきたりしていたら、そろそろ新しい人工芝に買い替えましょう。
また、よく触っている部分は葉が擦り切れやすくなります。葉がボロボロになっていたら、同様に買い替えを検討してみてください。
ジョイント式では部分的に取り替えが可能ですが、色あせが目立つ場合は、取り替えた部分だけ色味が違う状態になってしまいます。そのため、違和感を無くすためにも他の部分も丸ごと取り替えることをおすすめします。
2.芝が倒れて元に戻らない
芝の葉が倒れている時は、デッキブラシでブラッシングすることで整えられます。葉に癖がついていなければブラッシングだけで葉が起きますが、それでも葉が倒れたままの状態なら劣化しているといえるでしょう。
葉が倒れていても支障なければ、下地の損傷や擦り切れなどの症状が出るまで使用することは可能ですが、クッション性が落ちてしまうので注意してください。
3.つなぎ目の隙間や下地のラバーが見える
ジョイント式でもロール式でも、複数枚の人工芝を組み合わせて使用するとつなぎ目があります。葉が倒れたり擦り切れたり、砂やゴミが葉に入り込んだりすると、次第にこのつなぎ目が目立つようになってきます。
ほうきや掃除機などでゴミを除去してもつなぎ目や下地のラバーが露出している場合は、劣化が進んでいるため買い替えを検討してください。
高耐久の人工芝おすすめ10選
使い方によって人工芝を長持ちさせることができますが、耐久性の高い商品を選ぶことも大切です。
ここからは、人工芝の中でも、より長持ちするような工夫がされたおすすめの10商品をご紹介します。
リアル人工芝 プレミアム 5葉MIX 芝丈38mm 1×10m【商品番号:qh013】
こちらの人工芝は、自然な芝に見えるつや消し加工がされていて、見た目も機能性も抜群です。5種類もの色や形の異なる芝を混ぜ合わせることで、夏の鮮やかなラッシュグリーンを再現しており、お部屋に敷けばいつでも爽やかな気分にリフレッシュできます。
葉そのものを細めにすることで触り心地も天然の芝に近づけられています。芝丈も38mmと長めでクッション性も十分なので、カーペット代わりに敷くのもおすすめです。
リアル人工芝 芝丈35mm 2×5m【商品番号:qh003-set】
こちらは35mmの長めの芝丈で作られた人工芝です。芝の密度を高めることで、ふかふかのクッション性と耐久性を両立させました。それに加えて、葉を編み込んだ基布をラテックスの層で固定することで葉を抜けにくくすることで更に長持ちするようになっています。
UVカット加工も施されていますので、日当たりのいいベランダや庭に敷いても鮮やかな色が長続きします。
リアル人工芝 超高密度 芝丈35mm 1×10m【商品番号:qh016】
こちらの人工芝は芝丈が少し長めで、葉も特に高密度に植え込まれています。ふかふかとした感触なので、人工芝の上でくつろぎたい方や転倒時の怪我を防ぐために敷きたい方にもぴったりです。つや消し加工と、3~4種類の葉の組み合わせによって、見た目も天然芝に近い点でも人気となっています。
下地がPP生地2枚とテラックス固定層の3層になっているため、葉が抜けにくいのが特徴です。自宅の庭に敷けば、ドッグランやお子さまの遊び場に早変わりします。
リアル人工芝 プレミアム 5葉MIX 芝丈38mm 2×10m【商品番号:qh015】
こちらの人工芝は、5種類の色や形の異なる芝を混ぜ合わせることで、天然芝のような見た目に仕上げています。葉は細く、中央に芯のない作りになっていて、思わず寝転がりたくなるようなふかふかの感触になっています。
細く柔らかい葉ですが、下地にきちんと固定されていますので、日々の使用やお手入れでも抜け落ちにくく、長持ちする人工芝になっています。
リアル人工芝 超高密度+静電気防止 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh027-s】
こちらの人工芝は、芝葉が超高密度でありながら、静電気を抑えた商品になっています。室内に敷いてもホコリや髪の毛などがくっつきにくく、掃除の手間を省けるのが魅力的です。また、防炎加工が施されているので、キッチンやリビングに敷いても気になりません。
小さなお子さまが寝転んでも安心できるノンホルムアルデヒドなので、キッズスペースや子供部屋に使用しても安心です。
リアル人工芝 芝丈35mm 高耐久タイプ 2×10m【商品番号:qh004c】
こちらは、55mmの超ロングパイルを持つ人工芝です。約47万本/㎡の高密度で細かな葉が詰め込まれており、クッション性に優れています。素足で歩いてもチクチクせず、ベランダや子供の遊び場としても快適にお使いいただけます。
芝の長さはあるものの、裏面には水抜き穴が設けられているため、雨の日でも水が溜まる心配がありません。
リアル人工芝 芝丈35mm 1×20m【商品番号:qh006-set】
こちらの人工芝は、チクチクしにくい35mmの芝丈で、素足で歩いたりお子さまが遊んだりしても気にならない使用感になっています。夏の芝生をイメージしたラッシュグリーンと、春の芝生をイメージしたフレッシュグリーンの2種類があり、好みや季節感で選びやすいのが嬉しいポイントです。
どちらもパッと明るいカラーなので、ガーデニングを楽しむ方や室内のインテリアをより際立たせたい方にもおすすめです。UVカット加工や水抜き穴など、使い勝手の良い機能も盛り込まれているので、長く使っていても劣化しにくくなっています。
リアル人工芝 芝丈35mm 1×5m【商品番号:qh001-set】
こちらは楽天の年間ランキングでも1位を獲得した人気の人工芝です。葉は細くて柔らかく、密度も高いため、室内にカーペット代わりに敷くのにも向いています。お手入れは掃除機やほうきで手軽に行えます。
複数の葉を組み合わせることで天然芝と並べても遜色ない仕上がりになっており、UVカット加工で紫外線による色褪せも軽減されていますので、室内だけでなく外に敷くのもおすすめです。
リアル人工芝 防草タイプ 全面透水 芝丈35mm 2×10m【商品番号:qh045c】
裏面には水抜き穴が設けられているため、雨の日でも水が溜まりにくく、長期間快適に使用できます。さらに、60mmのロングパイルが特徴で、約63万本/㎡という超高密度の極細の葉が敷き詰められており、贅沢なクッション性を提供します。素足で歩いてもチクチクせず、ふかふかとした感触で、お子様の遊び場やペット用スペースにもぴったりです。
ジョイント人工芝 芝丈35mm 30cm×27枚【商品番号:qh005】
ジョイントタイプで設置が非常に楽な人工芝です。パネルも1枚約30.5cmと小さめになっていますので、狭いスペースに敷くのにもおすすめです。また、汚れたり痛んだりしてしまった部分だけを取り換えられるのもジョイントタイプの強みだと言えるでしょう。
UVカット加工や防炎加工もされていて、屋内外を問わずどこでも使うことができる人工芝です。
まとめ
人工芝は一般的に7~8年が耐用年数だとされています。しかし、痛みにくい使い方をしながら、適切なお手入れをすれば、もっと長持ちさせることも可能です。逆に、環境によってはどれだけ丁寧に扱ってもすぐに劣化してしまう場合がありますので、使う状況によって人工芝の選び方は変わってきます。
人工芝を長く使いたいとお考えなら、耐久性が高く作られている人工芝を購入することも検討してみてはいかがでしょうか。