セラミックファンヒーターは起動後すぐに温かい風が出てくるため、短時間でお部屋の一部を温めたいときにおすすめの暖房器具です。電気で動き、コンパクトで持ち運びもしやすいので、どんな場所でも使えます。
また、単に温風を出すだけでなく、便利な機能が搭載された機種やデザインにこだわったものまで、モデルによってさまざまな特徴があります。ここでは、セラミックファンヒーターの選び方や効果的な使い方とともに、おすすめの商品をご紹介します。
目次
- セラミックファンヒーターとは
- セラミックファンヒーターのメリット・デメリット
- セラミックファンヒーターの電気代は高い?
- セラミックファンヒーターで部屋全体は暖まる?
- セラミックファンヒーターの効果的な使い方
- セラミックファンヒーターの選び方
- おすすめのセラミックファンヒーター9選
- 人感センサー付 セラミックファンヒーター ベーシックモデル【商品番号:mdht】
- 暖炉調 コンパクトセラミックファンヒーター【商品番号:lcht06】
- 加湿機能付き セラミックファンヒーター【商品番号:lcht08】
- 人感センサー付 セラミックファンヒーター EX【商品番号:mdht-003】
- 暖炉調照明付き セラミックファンヒーター【商品番号:lcht02】
- 人感センサー付き コンパクトセラミックファンヒーター【商品番号:lcht04】
- 冷風機能付き セラミックヒーター【商品番号:faht02】
- 空気清浄機能付き ホット&クールファン【商品番号:np04】
- 冷暖タイプ スリムタワーファン【商品番号:np02】
- まとめ
セラミックファンヒーターとは
セラミックファンヒーター(電気ファンヒーター)とは、電気の力によってセラミックを発熱し、内蔵されたファンが温風を出すことによって、お部屋の一部を暖める暖房器具です。
コンパクトで軽い商品が多く、お部屋だけでなくお風呂や廊下などにも持ち運んで使えます。
セラミックファンヒーターのメリット・デメリット
セラミックファンヒーターは、短時間でお部屋を暖めることができます。起動までの時間も短く便利ですが、デメリットもあるため、購入する際はよく比較してから購入しましょう。
セラミックファンヒーターのメリットとデメリットについて解説します。
メリット:燃料の補充不要で空気を汚さない
セラミックファンヒーターは灯油やガスなどの燃料が不要です。電気の力だけで動くため空気をキレイに保つことができます。燃料特有のニオイもなく、こまめな換気も必要ありません。
面倒な燃料の補充も不要で、電源さえあればいつでもどこでも気軽に使用できるのがセラミックファンヒーターのメリットです。
さらに、セラミックファンヒーターは電熱線とファンのシンプルな構造でできているため、コンパクトで軽い商品が多いです。持ち運びやすく自由に設置場所を変えられるので、どんな場所でも使えます。
デメリット:空気が乾燥しやすくなる
セラミックファンヒーターは内部のファンから温風を吹き出すため、空気が乾燥しやすいです。吹き出す温風が強いと、ほこりやハウスダストを巻き上げてしまうことも考えられます。そのため、こまめなお掃除や乾燥対策を行わなければいけません。
冬は元々乾燥しやすい季節です。加湿器と併用したり、加湿機能が付いているセラミックファンヒーターを使ったりすることで、お部屋の乾燥を防ぎましょう。
セラミックファンヒーターの電気代は高い?
セラミックファンヒーターの電気代はメーカーや電気会社によって変わりますが、強モードで使用する場合は1時間あたり約30円前後、弱モードで使う場合は約15円前後の電気代がかかります。
エアコンを暖房モードで使用する場合、1時間あたりの電気代平均は約12円前後です。こたつの場合は強モードで1時間あたり約4円前後、弱モードで約2円前後になります。セラミックファンヒーターは他の暖房器具と比較すると電気代が高くなりやすいです。
セラミックファンヒーターには人感センサーやエコモード(省エネ運転モード)が搭載されているものがあり、そういったものを選ぶと電気代が抑えられます。また、セラミックファンヒーターの速暖性を活かして、エアコンでお部屋が暖まるまでの間に使うといった活用方法もおすすめです。
セラミックファンヒーターで部屋全体は暖まる?
セラミックファンヒーターは、部屋全体を暖めることに向いていません。熱風で暖める仕組みのため、熱風が当たる部分しか温めることができないからです。脱衣所やトイレ、キッチン、足元などの狭い範囲を暖めるスポット暖房としては有効ですが、エアコンやストーブのように部屋全体を暖める暖房として使うのは難しいでしょう。
首振り機能が搭載されている場合や、パワフルな機種の場合は部屋全体を効率的に暖めることができます。他の暖房器具と比較すると電気代は少し高くなってしまいますが、セラミックファンヒーターはすぐに暖まるのが魅力の暖房器具ですので、とにかくお部屋をすぐに暖かくしたい時におすすめです。
セラミックファンヒーターの効果的な使い方
セラミックファンヒーターは、狭い範囲を暖かくすることが得意な暖房器具です。セラミックファンヒーターの得意な部分を生かした、効果的な使い方を解説します。
脱衣所でヒートショック対策をする
寒い季節になると、ヒートショックで命を落とす人が増加します。ヒートショックとは、急な温度変化によって血圧が激しく変動し、心臓や血管に疾患が起こることです。
たとえば、寒い脱衣所から急に熱いお風呂に入ると、ヒートショックを起こしやすくなります。セラミックファンヒーターは脱衣所や浴室を素早く暖められるため、寒暖差をなくしてヒートショック対策をすることが可能です。
窓付近に設置して室温を上げる
セラミックファンヒーターは足元はもちろん、窓付近に置くのもおすすめです。
窓付近は締め切っていても冷気が漂っているため、部屋の中でも寒くなりやすい場所です。セラミックファンヒーターを窓付近に置くことで、冷気を温めて室温を上げることができます。
エアコンやストーブの補助暖房として使う
エアコンやストーブは部屋全体を暖められる暖房器具ですが、温まるまでに時間がかかります。一方、セラミックファンヒーターは部屋全体を暖めるのは苦手ですが、約2秒ですぐに温かくなります。
エアコンやストーブで部屋が暖まるまでの間、補助暖房としてセラミックファンヒーターを使用すると電気代をある程度抑えながら、効果的に部屋を暖めることができるでしょう。
セラミックファンヒーターの選び方
セラミックファンヒーターを購入する際に、確認するべきチェックポイントをご紹介します。
サイズで選ぶ
セラミックファンヒーターは小型のものほど、対応畳数が小さくなる傾向があります。たとえば幅13~18cm程度の小型タイプなら、出力は600Wで約3畳ほどの範囲に対応。脱衣所やトイレ、足元などの狭い範囲を暖める程度であれば、小型タイプで問題ありません。
5畳以上の広い範囲を暖めるのであれば、箱型もしくはタワー型など大きめの商品を選びましょう。ただし大型タイプであっても、部屋全体を均等に暖めることは難しいのでご注意ください。
デザインで選ぶ
セラミックファンヒーターは構造がシンプルな分、デザイン性の高いものが豊富です。たとえばスピーカー型やラジオ型、暖炉型などはインテリアとしても活躍します。
また、形も定番の箱型以外にタワー型や薄型、丸形など豊富なバリエーションで展開されています。
常にお部屋に設置しておきたい場合やインテリアにこだわりたい場合は、デザインを重視して選ぶのも良いでしょう。
機能で選ぶ
セラミックファンヒーターには付加機能が付いているものもあります。たとえば、空気が乾燥しやすくなるという欠点を補える加湿機能や、就寝時にぴったりなタイマー機能などです。
ほかにも空気清浄機能や首振り機能、リモコン操作、人感センサーなどさまざまな機能があるので、用途に合わせて必要な機能が付いた商品を選ぶと良いでしょう。
静音性で選ぶ
寝室や書斎で使用する場合は、音が小さな静音性の高いセラミックファンヒーターがおすすめです。
静音機能を搭載した機種もありますが、もともとの運転音が小さければ機能の有無を気にする必要はありません。静音性の高いセラミックファンヒーターを選ぶなら、動作音は50dB以下のものがおすすめです。
おすすめのセラミックファンヒーター9選
ここからは、当店が扱っている特におすすめのセラミックファンヒーターをご紹介します。
セラミックファンヒーターは各メーカーによって大きさや機能、デザインに特徴があり、バリエーションも豊富です。ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。
人感センサー付 セラミックファンヒーター ベーシックモデル【商品番号:mdht】
インテリアクリエイターによる感覚的なデザインで、お部屋になじみやすいのが特徴です。
約2秒ですぐに暖まるハイレスポンス性能で、人感センサーによって無駄なく効率よく暖めることができます。センサー感知範囲は上下左右それぞれ60度、2mまで対応。不織布と活性炭のWフィルターによって、ニオイとホコリ対策もバッチリです。
暖炉調 コンパクトセラミックファンヒーター【商品番号:lcht06】
卓上でも使えるコンパクトタイプのセラミックファンヒーターです。薪が燃えているかのように灯りがゆらめく暖炉調デザインで、温もりのある空間を演出します。
ランタンのようなレトロ調でナチュラルなカラーバリエーションの中から選べるので、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。温度の過剰性を防ぐ安全装置や人感センサーもついているため、切り忘れ防止にもなります。
加湿機能付き セラミックファンヒーター【商品番号:lcht08】
こちらは、暖房機能と加湿機能が一体になったセラミックファンヒーターです。お部屋を暖めながら同時に加湿もできるので、乾燥が気になる季節にぴったりです。
また室温を自動で感知して強弱を切り替えてくれるので、常に快適な室温をキープしてくれます。加湿用の水タンクは約1.6Lの大容量で、最大12時間に渡って加湿し続けることができます。
人感センサー付 セラミックファンヒーター EX【商品番号:mdht-003】
こちらの人感センサー付きセラミックファンヒーターは、高級感のあるウッド調デザインも選べます。スリムでコンパクトなサイズ感ながらも、付属のノズルを吹出口に取り付けることで広い部屋を暖めることも可能です。
連続運転モードに設定すると最長8時間に渡ってお部屋を暖め続けてくれるので、寒い冬の夜でもぐっすりと眠ることができます。
暖炉調照明付き セラミックファンヒーター【商品番号:lcht02】
こちらは、おしゃれな暖炉調の照明ライトが目を惹くセラミックファンヒーターです。まるで本物の暖炉の火で温まっているかのような暖かく癒される空間を演出してくれます。
1℃単位でお好みの温度に設定でき、シーンに合わせた使い方が可能です。また左右首振り機能も搭載されているので、お部屋全体を満遍なく暖めたい場合にもおすすめです。
人感センサー付き コンパクトセラミックファンヒーター【商品番号:lcht04】
こちらの人感センサー付きコンパクトセラミックファンヒーターは、持ち運びしやすいサイズ感が特長です。コンパクトで軽量なので、脱衣所などの狭いけど温めたい場所でも難なく使用できます。
運転時の動作音が気にならない静音設計で、就寝時や勉強、読書の際も活躍してくれます。また最大運転時間が経つと、自動で電源が切れるので節電にも繋がります。
冷風機能付き セラミックヒーター【商品番号:faht02】
高さを活かして足元以外も暖められるセラミックヒーターです。ヒーター機能と送風機能を自由に切り替えて使用できる2WAY仕様で、一年を通して活躍してくれます。
スリムでスタイリッシュなタワー型をしているので、おしゃれなインテリアとの相性も抜群です。全ての操作が可能なリモコン付きで、簡単に電源オンオフやモードの切り替えが可能です。
空気清浄機能付き ホット&クールファン【商品番号:np04】
こちらのセラミックファンヒーターは、空気清浄機能が付いた商品です。空気清浄機の吸気口が、360度にぐるりと設置されているので、お部屋全体の空気をリフレッシュしつつ暖めてくれます。
UVライトでの除菌機能も搭載しており、清潔な温かい空気に包まれて過ごすことができます。また、大風量でお部屋の空気をしっかり攪拌してくれます。
冷暖タイプ スリムタワーファン【商品番号:np02】
こちらは、扇風機としても使えるスリムなセラミックファンヒーターです。ヒーターモードでは、電源を入れて5秒で温風が出てくるので、寒い朝もすぐに体を温めることができます。
縦長の送風口から風が出てくるので、お部屋全体はもちろん足元まで快適にしてくれます。またメモリー機能付きで、いつでも好みの設定で使用することが可能です。
まとめ
こちらの記事ではセラミックファンヒーターのメリット・デメリットや、選び方について解説しました。最近では暖を取るだけでなく、家の寒暖差を無くす暖房器具として注目されています。
デザイン性の高いものも多いので、ぜひ選び方やおすすめ商品を参考に、好みのセラミックファンヒーターを探してみてください。