クリスマスは冬の一大イベントです。クリスマスの飾りと言えばクリスマスツリーですが、これはいつからいつまで飾ればいいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、クリスマスツリーを飾る期間やしまう時の注意点などをご紹介します。クリスマスツリーとは元々は宗教的な意味合いのある飾りです。その由来を知れば、クリスマスをもっと深く楽しめるかもしれませんよ。
クリスマスツリーはいつから飾る?
そもそも、クリスマスツリーは何月何日から飾ればいいのでしょうか?クリスマス間近になって慌てて用意すると、料理や室内の装飾などに手が回らないこともあるかもしれません。
ここでは、日本だけでなく、発祥であるキリスト教圏での飾り方や近年のトレンドについてご紹介します。
2022年は11月27日から
キリスト教には、クリスマスの準備を行う「待降節(たいこうせつ/アドベント)」という期間が設けられています。待降節は12月25日の4週間前の日曜日から12月24日までで、2022年は11月27日から12月24日が該当します。この期間にクリスマスツリーを飾ればまず間違いはありません。
日本においても、11月下旬から12月上旬ごろにツリーを飾り始める方がほとんどではないでしょうか。商業施設では待降節と重なるようにクリスマスマーケットや様々な催し物が開かれているため、それに合わせてツリーを飾っているご家庭が多く、結果的に待降節に合った時期になっているのです。
近年はハロウィンから飾る家庭も
近年では、ハロウィンの時期に合わせて「ハロウィンツリー」を飾り始める方も増えています。ハロウィンツリーとは、ツリーにジャックオーランタンやおばけ、ガーランドなどの飾りつけをした物です。
飾りつけを変えればそのままクリスマスツリーとしても使えて、長くツリーを楽しめるのがポイントです。クリスマスと一緒にハロウィンも楽しみたい方は、ハロウィンツリーとして10月頃からツリーを飾ってもよいでしょう。
クリスマスツリーはいつ片付ける?
キリスト教では12月25日からの1月5日までの12日間を「降誕節(こうたんせつ)」と呼び、この期間内はクリスマスのお祝いをするのが主流です。降誕節の翌日である1月6日を「公現祭(こうげんさい)」と呼び、この日にクリスマスツリーを片付けます。
ただし、これらのイベントはキリスト教のものなので、日本においてはあまり気にしなくても良いでしょう。また、アメリカでは年越しのお祝いはしますが、お正月を祝う文化はありません。しかし日本では大晦日である12月31日、三が日である1月1日から3日をお祝いするので、その前にクリスマスツリーを片付けるのがおすすめです。
クリスマスツリーの歴史
クリスマスについては、イエス・キリストの誕生を祝う日のことであると既に知っている方もいるかもしれません。しかし、クリスマスツリー(英: Christmas tree)の歴史は意外と知られていないのではないでしょうか。
ここでは、クリスマスツリーの由来や発祥の地、なぜモミの木が用いられるのかを詳しく解説していきます。
クリスマスツリーの起源
クリスマスツリーの由来については諸説あり、キリスト教から来たものではないという説もあるようです。この説では、北ヨーロッパに住むゲルマン民族の「ユール」という冬至のお祭りから派生したのではないかと考えられています。彼らは永遠の象徴として樫の木を祭祀に使っていたのです。
そして、キリスト教の宣教師がゲルマン民族の祭りを異教と判断し、彼らの祭りを止めさせようと樫の木を切ってしまいますが、切られた樫の木からすぐにモミの木が生えました。このモミの木を見た宣教師たちは驚きつつも、三角錐の形をしている木に感動します。というのも、この形は神とイエス・キリスト、精霊がつながる三位一体を表しているためです。この件をきっかけに、クリスマスツリーにモミの木が使われるようになりました。
日本初のクリスマスツリーは江戸時代
国内で初めてクリスマスツリーが飾られたのは江戸時代の1860年です。プロイセン王国の公使・オイレンブルクが大きなモミの木をプロイセン王国公館に持ち込み、イエス・キリストの誕生を祝ったとされています。
また、1874年を皮切りに日本人がクリスマスを祝うようになりました。日本人で初めてクリスマスを祝ったのは実業家の原胤昭で、彼はキリスト教に入信したことへの感謝を表すためにクリスマスを祝うお祭りを開いたとされています。
そして、日本人が初めてクリスマスツリーを飾ったのは、1886年12月7日のことです。輸入食品を扱うスーパーマーケット「明治屋」の創業者である磯野計が、外国人船員のために横浜で飾ったと言われています。
クリスマスツリーの飾りが持つ意味
クリスマスツリーといえば、星や天使、ベルなど可愛らしい装飾が魅力ですが、それぞれに意味があることをご存じでしょうか。
ここでは、クリスマスツリーの代表的な飾り8つの意味をご紹介します。
トップスター
クリスマスツリーの一番上に飾られるトップスターは、「ベツレヘムの星」を表していると言われています。ベツレヘムとは、イエス・キリストが生まれたとされるユダヤの地名です。ベツレヘムの星のおかげで三人の賢人がイエスの元へ導かれたと言われています。
天使
天使の形をした飾りは、ガブリエルという天使を象徴しています。ガブリエルは聖母マリアがイエスを体に宿したことを伝えた天使です。
また、イギリスではツリーの一番上に天使を飾る人も少なくありません。星も天使もイエスの誕生を示すものとして同じですが、国によってこうした違いがあるのも面白いですね。
ベル
イエス・キリストの誕生を告げたのがベルであるとされています。そのため、キリスト教におけるベルの音は喜びを表し、イエスの誕生を祝うクリスマスには必須の飾りです。
リンゴ・オーナメントボール
リンゴの飾りだけでなく、さまざまな色のオーナメントボールは、アダムとイブが口にした「禁断の果実」を表現しています。
靴下
靴下のオーナメントは、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスに由来しています。聖ニコラウスは貧しい家族を救うために家に金貨を投げ入れましたが、それが吊るされていた靴下の中に入ったという逸話から、靴下の中にプレゼントを入れる習慣が始まったとされています。
キャンディケイン
キャンディケイン(キャンディケーン)とは、杖(ステッキ)を模したキャンディのことです。これを飾る理由は諸説あり、ゲルマン民族がユールに飾る際に掛けやすい形状をしていたから、杖の形がイエスのことを示す「J」に似ているからなど地域によって異なるようです。
リース
輪っかの形をしたクリスマスリースは、永遠を象徴するオーナメントで「終わりのない神の愛」を意味するものとされています。ヨーロッパでは悪いものを追い払う幸運のお守りとして信じられています。
柊
柊(ヒイラギ)の葉はギザギザとトゲのある形をしており、これで編まれたリースはイエスが磔にされたときに頭に乗せていた冠を表しています。また、柊の木は冬でも緑色の葉を茂らせているため、そんな柊に豊穣や豊作への願いをかけるという意味もあります。
おすすめのクリスマスツリー6選
ここまではクリスマスツリーを飾る期間や歴史、飾りが持つ意味などについて説明してきました。
ここからは、当店で取り扱っているクリスマスツリーの中でも特におすすめの商品をご紹介していきます。照明の色や飾りなど、個性豊かな楽しみ方ができるツリーばかりですので、自分のお部屋の雰囲気にあったクリスマスツリーを探してみましょう。
LEDライト付きヌードツリー 180cm【商品番号:tr08-180】
まるで本物のように精巧に仕上げられた枝葉が広がる贅沢なボリューム感のあるクリスマスツリーです。LEDライトのぬくもりあふれる電球色で、淡くやわらかな光が幻想的でやさしく、あたたかみのある空間を演出してくれます。
オプションで全6種類2カラーで計12個の天然木のオーナメントを選ぶことができ、さらに深いぬくもりや彩りで、ツリーを引き立ててくれます。
北欧風クリスマスツリー オーナメントセット 120cm【商品番号:tr04-120】
ボリュームのあるリアルな枝葉に、本物の松かさがついており、よりリアルに演出してくれるクリスマスツリーです。
支柱が葉で覆われており、隙間から見ても自然な印象で、付属の脚カバーと合わせて使用すると、まるで本物の生木のようなツリーに仕上がります。天然木素材のオーナメントを飾り付けることで、北欧風で温もりあふれるツリーを楽しむことができます。
クリスマスツリー オーナメント付 120cm【商品番号 tl04-24-120】
北欧テイストの洗練されたデザインが魅力のクリスマスツリー。リアルな枝葉が本物のような自然な雰囲気を演出します。
高さやサイズが選べ、リビングや玄関など幅広い空間に対応可能。組み立ても簡単で、耐久性のある素材を使用しており、毎年繰り返し楽しめる実用的な一品です。
クリスマスツリー ハーフ 150cm オーナメントセット【商品番号 tl05】
豪華な枝ぶりと自然な色合いが特徴のクリスマスツリー。省スペースに置けるハーフ設計ながらも、存在感があり、リビングやイベントスペースを華やかに演出します。
折りたたみ式の設計で収納が簡単なほか、丈夫な構造で長期間使用可能。特別な空間を彩る高級感あふれるツリーです。
クリスマスツリー オーナメントセット 120cm プレミアムパッケージ【商品番号 tl02-120】
ナチュラルな風合いとリアルな枝葉が特徴のクリスマスツリー。コンパクトなサイズで、狭いスペースにもぴったり。
組み立てが簡単で、ライトやオーナメントとの相性も抜群です。自分らしいデコレーションが楽しめ、温かみのある空間を作り出します。
白樺風 ブランチツリー 60cm【商品番号:tr001】
北欧にある白樺の木を再現したデザインのブランチツリーです。白樺の自然な木目と凸凹した木の表面をリアルな塗装で再現しており、特にナチュラル系インテリアに合う仕上がりになっています。
枝は手で自由に曲げられるようになっており、気分やシチュエーションに応じてスリムに見せたり枝を広げて華やかに見せたりといった飾り方が可能です。
まとめ
12月はクリスマスの雰囲気が高まる時期ですが、クリスマスツリーの由来や飾りの意味を紐解いていくと、面白い発見が数多くあります。そういった歴史を知ることでよりクリスマスを楽しめるようになるでしょう。
クリスマスツリーは鮮やかな色合いと可愛らしいオーナメントで装飾され、見ているだけでも温かい気持ちになるインテリアです。ぜひご紹介した内容を参考に、年に一度のクリスマスを素敵なひとときにしてみてください。