暑い季節に活躍してくれる扇風機ですが、ふとしたときに動作音が気になってしまうこともあるでしょう。そんな場合は、静音性の高い静かな扇風機を選ぶのがおすすめです。
一般的な扇風機の動作音は、決してうるさいと言われるほど不快な大きさではありませんが、やはり気になってしまう人もいるほどには音が出ています。仕事中や就寝時に扇風機を使っているけれど、どうしても音に意識を割かれてしまうという方もいるはずです。
この記事では、静かな扇風機の選び方とともに、静音性・機能性に優れたおすすめの商品をご紹介します。
目次
扇風機の音は何db(デシベル)?
扇風機の音は特に気にならない人もおり、騒音と判断されるほどの大きさでもありません。しかし、実際には扇風機の音が気になるという人が一定数いるのは事実です。
一般的な扇風機の運転音は、約50~60db(デシベル)程度です。70dbを超えると「うるさい」と不快に感じる人が多くなるため、一般的な扇風機の運転音でも気になる人はいます。
一方で、静かな扇風機の運転音は、約40db以下とされています。40dbは閑静な住宅街や図書館のような静けさなので、運転音が気になる人はほとんどいないでしょう。
今ある扇風機を静かにする方法は?
静かな扇風機に買い替えずとも、今ある扇風機をより静かに使える方法もあります。
まずおすすめなのは「風量を小さくすること」です。扇風機の風量は強くなればなるほど運転音も大きくなるので、不快と感じるほど気になるのであれば、風量を小さくしましょう。
そして、風量を変えずに運転音を小さくしたいなら、「扇風機本体を掃除すること」もおすすめです。特に羽根部分の汚れはしっかり取り除きましょう。汚れを取り除くことで、動きが軽やかになり、運転音が小さくなることがあります。
ただし、大幅に運転音を小さくすることは難しいため、気になるのであれば静音設計の扇風機を新しく買うのがおすすめです。
扇風機のタイプ別の特徴と運転音
扇風機にはさまざまなタイプがあります。それぞれのタイプ別に、特徴と運転音の大きさについて解説します。
羽根ありタイプ
扇風機のスタンダードなスタイルである羽根ありタイプは、枚数によって風量や風の柔らかさなどが変わります。羽根の枚数が少ないほど、風量が多くパワフルな風になりますが、風を切る音は小さくなる傾向があります。
一方で、羽根の枚数が多いほど、空気を細かく切って送風するため、柔らかく優しい風を送りやすいです。その分、風を切る音が大きくなる傾向があります。
なお、運転音の大きさについては羽根の枚数も関わってきますが、扇風機の性能によって左右されるケースも多いです。
羽根なしタイプ
羽根がない扇風機は羽根を回す従来の扇風機と比べて、動作音は大きい傾向にあると言われています。また、羽根がない分、従来の扇風機と比べて風量が少なくなる傾向があり、さらに風の届く範囲も狭いです。
しかし、最近では運転音が静かなモデルも増えており、そういったタイプであれば、就寝時やリモートワークでの使用に適しています。ただし風量を「強」にした場合、運転音が60dbまで大きくなる場合があるので、「静かにパワフル」を求めている人には不向きでしょう。
なお、性能によって静音性は異なるため、必ずしも強風がうるさくなるわけではありません。
タワーファン
タワーファンは、羽根がない扇風機の一種であり、スリムで垂直な形状をしているのが特徴です。高さはあってもスリムな設計なので、コンパクトで省スペースに設置できます。一人暮らしのお部屋や洗面所など、スペースに余裕のない場所にも使いやすいでしょう。
運転音は比較的静かで寝室にも設置しやすいです。ただし、羽根のない扇風機なので、中には風量が少ない場合があり、強い風が必要な場合には向いていないかもしれません。また、直流モーターを採用しているケースが多いため、価格が高めの傾向にあります。
壁掛け扇風機
壁掛け型の扇風機は省スペースに設置でき、高い位置から風を送ることでエアコンの冷たい風も効率的に部屋の隅々まで届けることができます。手の届きにくい場所に設置できるので小さなお子さまがいる家庭でも安心して使えます。
ただし、壁に固定されているため持ち運びはできないことと、設置場所が悪いと効率的に風を届けることができない部分がデメリットです。
壁掛け型であることで運転音が変わることはあまりなく、どれくらいの音になるかは羽根があるかどうかで異なってきます。
サーキュレーターは扇風機として使える?
サーキュレーターと扇風機は一見似ています。ファンを回転させて風を作る基本的な構造は同じですが、実は用途が全く異なる家電です。
扇風機は涼を取るために作られているため、人に風を当てて使うことを想定して作られており、穏やかで爽やかな風が広範囲に届くように設計されています。
一方のサーキュレーターは、空気を循環させる目的で作られており、素早く空気を入れ替えることが得意です。循環の効率を上げるために強力な風を遠くに送り出す設計になっています。
用途が全く異なりますが、換気やエアコンの風を広げる目的で使うのであれば扇風機の代用としてサーキュレーターを使用できます。ただし、人に風を当てる目的で使用する場合は、あまりおすすめできません。
中には扇風機とサーキュレーターのどちらとしても使えるように作られた商品もありますので、コストや部屋スペースの観点から両方を置くことが難しい場合は、そういったものを探すとよいでしょう。
静音性が高い扇風機の選び方
静かな環境でも快適で涼しいお部屋を目指すなら、静音性に優れた扇風機を選びましょう。静音性の高い扇風機の選び方について解説します。
電源はDCモーターがおすすめ
扇風機に使用されているモーターは、「DC」と「AC」の2種類に分けられます。
DCは直流のモーターで、電圧が一定で一方向に向かって電流が流れるタイプです。一方のACは交流のモーターで、電圧が一定の周期でプラスとマイナスに切り替わり続けるので、電流の向きが常に変化します。これにより、DCモーターは細かく風量を調整できるのに対し、ACモーターはあまり細かな風量調整はできません。
また、DCモーターはACモーターよりも静音性に優れており、さらに風が柔らかいので身体への負担が少なく、消費電力も少ない優しい作りになっています。静音性の高い扇風機を選ぶなら、ぜひDCモーター搭載の商品をチェックしてみましょう。
羽根があるタイプの方が静かな傾向に
羽根のあるタイプの扇風機は、羽根が空気を巻き込んで風を作るので、動作音が比較的静かな傾向にあります。一方の羽根なしタイプは、内蔵式の羽根とモーターだけで風を作らなければならず、どうしてもモーターの動作音が気になってしまうことも多いです。
性能によってモーター音の大きさは変わるため、羽根なし=うるさいというわけではありません。しかし、静音性を優先して選ぶならば、比較的静かな羽根ありタイプを選ぶと失敗しにくいでしょう。
各商品の性能をきちんと確認する
扇風機の静音性は性能や機能で左右されます。たとえば羽根ありタイプの場合、枚数が少ないほうが風を切る音は小さくなる傾向があります。
しかし、動作音の大きさ自体は本体の性能に左右されるため、羽根の枚数や大きさで静音性が大きく変わることはありません。そのため、羽根の有無や枚数などで静音性を判断するのではなく、各商品の性能や機能まできちんと確認しましょう。
なお、静音性に優れた扇風機でも、各商品によって構造が異なるため、動作音に違いはあります。しかし、これからご紹介する当店の扇風機はどれも静音性に優れているので、本体の大きさやデザイン、風量などの好みに合わせて選べるようになっています。
静かな扇風機おすすめ12選
最後に、当店おすすめの静かな扇風機を、種類別に全12商品ご紹介します。
どの商品も静音性に優れており、さらに機能面も充実している商品ばかりなので、きっとお気に入りの扇風機が見つかるでしょう。ぜひ最後までチェックしてみてください。
静かな羽根あり扇風機
細かな風量調整が可能で、柔らかな風を送れる羽根ありの扇風機をご紹介します。
7枚羽根 DCスウィングファン【商品番号:fah01】
7枚羽できめ細やかな送風を実現した扇風機です。そよ風のような心地よい風が特徴で、微風から強風まで12段階の調節ができます。最大8時間までのOFFタイマーと遠隔操作が可能なリモコンが付いているので、寝室に設置するのもおすすめです。
高性能なDCモーターを採用しているので、静音性の高さはもちろん、省エネにも繋がります。電気代が気になるけど、暑い季節も快適に過ごしたい人におすすめです。
リモコン付 DCリビングファン【商品番号:lf001】
高性能な日本製DCモーター搭載の静音性に優れた扇風機です。風量は、なんと24段階もの調整が可能で、自分好みの心地よい風をいつでも感じられます。さらに自動首振り機能は、左右だけでなく上下や8の字と8パターンのスイングを搭載しています。
高さも11段階と細かく調整できるので、扇風機の風が直接当たるのがあまり好きではないという人でも、安心してお使いいただけるでしょう。
2WAYマルチサーキュレーター【商品番号:hj001】
静音性に優れた高性能な日本製DCモーター搭載で、空間に心地よい風を流してくれます。
背面から送風できる逆回転機能付きなので、気流の方向を変えて空気を循環させることが可能です。これにより、首を上向きにすることで床面360度に送風が可能になり、そよ風のような心地よい風が届きます。
気軽に涼をとれる扇風機としてはもちろん、換気や空気循環になるサーキュレーターとしても使えます。
7枚羽根 DCリビングファン【商品番号:htlf01】
7枚羽で優しく柔らかな風を送る扇風機です。静音性・省エネに優れたDCモーターを採用しているので、9段階の細かな風量調整ができます。羽は流線型で空気抵抗が軽減されているため、効率的に風を集めて送風ができます。
また、動作音は最低でおよそ21dBと、ささやき声や木の葉が触れ合うほどの極めて静かな音量なので、睡眠や作業の妨げにもなりません。寝室に設置したい人やリモートワークが多い人におすすめです。
360°首振り扇風機 8枚羽根【商品番号:yy01】
8枚羽で自然風に近いなめらかな送風を実現した扇風機なので、人工的な冷房器具の風が苦手な人におすすめです。360度スイングが可能なので、部屋の隅々まで心地よい風を送ります。
風量は12段階で調節でき、微風から強風まで好みに合わせて選べます。DCモーターを搭載しているため省エネな扇風機をお探しの方にもおすすめです。
リモコン付 3D首振りDCリビングファン【商品番号:nym01】
高品質で高性能なDCモーター搭載で、静音性とコスパの高さを両立した扇風機です。毎分950回転する羽で、絶え間なく爽やかな風を送り続けるので、暑い季節でも快適に過ごしたい人におすすめです。
また、微風から強風まで26段階と細かく風量調節できる点も魅力のひとつになっています。シーンに合わせて自分好みの強さに調節しやすいので、さまざまな場面で活躍してくれること間違いなしです。
360°首振りサーキュレーター マイナスイオン搭載タイプ【商品番号:yy02-i】
こちらは扇風機としても使用できるサーキュレーターです。サイクロン状の気流で遠くまで風を送ることができるので、離れて座っていてもしっかりと涼しさを感じられます。
DCモーターを搭載しており、細かい風量調整が可能です。マイナスイオンで空気を浄化してくれる機能付きで、お風呂上がりのタイミングなどにリラックスする使い方がおすすめです。
静かな羽根なし扇風機
羽根なしでも静かで動作音が気になりにくい扇風機をご紹介します。
空気清浄機能付き ブレードレスファン【商品番号:np03】
こちらは空気清浄機能付きの羽根なし扇風機です。羽根がないから小さなお子さまがいる家庭でも安心して使えます。
羽根なしですが、日本メーカー製のDCモーターを採用しているので、コスパと静音性に優れています。さらに2層のフィルターで花粉や細菌などを浄化して、お部屋の空気をクリーンにできるのも嬉しいポイントです。
静かなタワーファン
最後に、スタイリッシュで使い勝手も抜群の、タワーファンをご紹介します。
冷風機能付き セラミックヒーター【商品番号:faht02】
こちらはタワー型のセラミックヒーターですが、送風機能が搭載されており、扇風機としても使用できます。そのため、冬にはヒーター、夏には扇風機として、一年を通じて活躍すること間違いなしの商品です。
軽くてスリムですが、DCモーター搭載なので静音性に優れており、8段階から送風量を調節できます。熱気を飛ばして体感温度を下げるほどの強い送風も可能です。
DCスリムタワーファン【商品番号:tf002】
こちらはスリムでスタイリッシュなタワー型のファンです。活性炭フィルターを搭載しているため、クリーンな風をお部屋に届けてくれます。DCモーターを採用しているので静音性が高く、8段階から風量調節も可能です。
消臭・脱臭、空気清浄が可能なので、生活臭が気になる人や、小さなお子さまがいる家庭におすすめです。
DCタワーファン ベーシックモデル【商品番号:np01】
扇風機には見えないほどスリムで、どんな空間にもマッチするスタイリッシュなタワー型ファンです。送風のみのベーシックと、ヒーター機能付きの2WAYからお選びいただけます。省エネや静音性に優れたDCモーター搭載で、9段階の風量調節が可能です。
送風口が縦に長く通っているため、全身にまんべんなく風を浴びることができるのも嬉しいポイントです。
ウッドカラー スリムタワーファン【商品番号:tf002-w】
お部屋にすっきり置けるスタイリッシュなタワー型ファンで、活性炭フィルター搭載だから、クリーンで爽やかな涼風を届けてくれます。シンプルで洗練されたおしゃれなデザインとなっていますが、消臭・脱臭、空気清浄、ホルムアルデヒド除去、8段階風量調節など、嬉しい機能が満載です。
室温を表示する機能も付いているので、エアコンと併用して風量を調節しやすく、暑くても快適に過ごしたいけどエコで健康的な涼しさを保ちたい人におすすめです。
まとめ
扇風機の動作音は、基本的に本体そのものの機能や性能によって左右されます。当店では、静音性に優れた扇風機を多数ご用意しているので、きっとお気に入りが見つかるはずです。
暑い季節が訪れる前に、今年は新しく静かな扇風機を購入してみてはいかがでしょうか。