「人工芝って自分で敷けるの?」
「人工芝を敷いてみたいけど、上手くできるか不安」
といった方のために、当社モダンデコの製品を用いて人工芝の敷き方を解説いたします。
場所を問わず敷ける人工芝
人工芝は庭はもちろん、屋内やベランダ、駐車場のような土のない場所にも敷けます。
簡単に敷けて水や肥料の必要がないので、広い庭がなくてもお家で緑を楽しめるわけです。
人工芝は自分で敷ける
人工芝はDIY初心者の方でも自分で施工できます。
実際にご自身で施工してみた人の声をご紹介します!
DIY初心者ですが夫と協力して綺麗に敷くことができました。
女の私でもらくらく敷けて切るのもカッターで楽に切れました。
DIY初挑戦の女性でも、YouTubeを参考にしながら1日半かけて敷けました
といったように初心者でも女性でも、簡単に敷くことができています。
庭とベランダで土台作りと固定方法が異なる
どこに敷く場合でも大きな流れは同じですが、
庭かコンクリートかによって、する事が異なる点が2つあるので紹介します。
土台作りの違い
1つめに、人工芝を敷く前には土台作りが必要で、その工程に違いがあります。
・庭の場合
除草
整地
を行う
・コンクリートの場合
掃除
を行う
上記を念入りに行うことで、快適な人工芝ライフが楽しめるでしょう。
固定の仕方の違い
2つめに、人工芝を敷いた後は地面に固定するのですが、その際にも違いがあります。
・ 庭の場合
U字ピンなどを刺して地面に固定する
・コンクリートの場合
接着剤 or テープで土台に固定する
人工芝を十分に固定しないと、台風などで風に飛ばされることがあります。
せっかくの作業が無に帰すことがあるのでしっかり固定しましょう。
DIYにかかる費用
実際にDIYにかかる費用は面積や芝の仕様によって異なりますが、以下に例を挙げてみます。
一般的な庭の場合
駐車場2台分(約9坪) に敷く場合
駐車場2台分(約9坪、6×5m)の庭全面を人工芝にしたとすると、
人工芝 (2×5m 3枚) |
36,000円 |
防草シート (2×5m 3枚) |
6,000円 |
専用接着テープ (5m×2本=10m分) |
2,000円 |
工具 (メジャー、マーカー、カッター、ハンマー) |
2,000円 |
計 | 46,000円 |
合計46,000円ほどでDIYできます。
ちなみにこの広さを施工業者に頼んだ場合、芝代や人件費などで28万円ほどかかるようです。
駐車場6台分 (約27坪) に敷く場合
駐車場6台分 (約27坪、9×10m) の庭全面を人工芝にしたとすると、
人工芝 (2×10m 4枚、1×10m 1枚) |
76,000円 |
防草シート (2×10m 4枚、1×10m 1枚) |
13,000円 |
専用接着テープ (10m×4本=10m分) |
8,000円 |
工具 (メジャー、マーカー、カッター、ハンマー) |
2,000円 |
計 | 99,000円 |
約99,000円ほどでDIYできます。
ちなみにこの広さを施工業者に頼んだ場合、芝代や人件費などで80万円ほどかかるようです。
一般的な広さのベランダの場合
ファミリー向け物件のベランダの平均値は15㎡だそうです。
2×8mとして一面人工芝にすると、
テープで固定する場合
人工芝 (2×10m 1枚) |
14,000円 |
両面テープ (芝に対して格子状に貼るため40m必要) |
23,000円 |
計 | 37,000円 |
接着剤で固定する場合
人工芝 (2×10m 1枚) |
14,000円 |
接着剤で固定する場合 (5kg缶 1つ) |
7,000円 |
計 | 21,000円 |
約 21,000~37,000円でDIYできます。
庭の一部に敷く場合
庭の一部に敷く場合の予算も計算してみました。
玄関前に敷く場合
玄関前に敷く場合、面積を10㎡(2×5m)と仮定すると、DIYにかかる費用は以下です。
人工芝 (2×5m 1枚) |
12,000円 |
防草シート (2×5m 1枚) |
2,000円 |
工具 (メジャー、マーカー、カッター、ハンマー) |
2,000円 |
計 | 16,000円 |
キッズスペースとして敷く場合
キッズスペースとして敷く場合、面積を5㎡(1×5m)と仮定すると、DIYにかかる費用は以下です。
人工芝 (1×5m 1枚) |
6,000円 |
防草シート | 2,000円 |
工具 (メジャー、マーカー、カッター、ハンマー) |
2,000円 |
計 | 10,000円 |
ということで、DIYはかなりお得に施工できます。
施工業者は値段は張りますが、自身は作業しなくていい&仕上がりの質が担保される事がメリットです。
人工芝を敷く際の注意点
人工芝を実際に敷く前におさえておきたい注意点をいくつか紹介します。
庭に敷く場合
庭に敷く場合の注意点をお伝えします。
雑草対策に必ず防草シートを敷く
人工芝の下に防草シートを敷くだけで雑草が生えてくるのを防げますので、必ず敷くようにしてください。
逆に防草シートを敷かないと、地面と人工芝の隙間に雑草が生えて、頑張って敷いた人工芝がボコボコと波打ってきます。
ドッグランなど耐久性が必要な場所には珪砂を撒く
ドッグランなどに使うのであれば通常よりも耐久性が必要になるので、珪砂(濡れてもべたつかない砂)を芝生の上に撒いてください。
撒く量は1㎡あたり2kg程度です。
ベランダ(コンクリート)に敷く場合
ベランダに敷く場合の注意点をお伝えします。
水はけが良いものを選ぶ
人工芝は特に水はけのよいものを選びましょう。
水はけが悪いと、コンクリートと人工芝の間でカビや雑菌が繁殖し、悪臭やぬめりの原因になります。
当店の人工芝は防草シート一体型以外、排水用の穴が空いていますので水はけはバッチリです。
賃貸の場合は剝がせるようにする
賃貸の場合、退去時とベランダの点検時に人工芝を剥がせるようにしないといけません。
そのため、接着剤を使わずにテープで留めるorプランターなどの重しを載せる、といった方法で固定しましょう。
庭への敷き方
> ベランダへの敷き方 はこちら
庭に敷く場合の手順の解説をします。
全体の流れはこうです。
1. 必要な道具をそろえる
2. どこにどれだけ敷くかを計算
3. 土台作り
4. 防草シートの設置
5. 人工芝を敷く
1. 必要な道具をそろえる
必要な道具はこちら。
- メジャー
- チョークまたはマーカー(白)
- カッター
- ハンマー
- 人工芝固定用のピン
- 人工芝固定用のテープ
工具は専門的な高級品でなく、ホームセンターで売っているもので問題ありません。
2. どこにどれだけ敷くかを計算
人工芝を敷く前に、どこにどれだけ芝を敷くか計算します。
まずメジャーを使って人工芝を敷きたい面積を測ります。
そして、お持ちの人工芝に合わせて割り付けをします。
POINT
人工芝には綺麗に見える向きがあり、
「人工芝をよく見る方向」と「芝目の向き」が反対になるように敷くと綺麗に見えます。
3. 土台作り
人工芝を敷きはじめる前に地面を整えて土台を作ります。
ここで手を抜くと、人工芝がデコボコになったり、芝の下に水たまりができたりしますので、できるだけ丁寧に行うようにしてください。
3-1. 雑草や石を除去
雑草を全て抜いて、石や砂利を取り除きます。
雑草や石は人工芝が波打つ原因になるので、できるだけ無くしましょう。
また、砂利を取り除ききれない場合は、後述(3-3)にある「新しい砂を入れる」という手もあります。
3-2. 地面を平らにする
地面を平らにならします。
トンボがあれば楽ですが、なければ足でしっかり踏み固めましょう。
地面がデコボコになっていると人工芝の下に水たまりができてしまいますので、できるだけ平らにしてください。
3-3. 砂を敷いて踏み固める
庭の水はけが悪い or 砂利が完全に取り除けない場合、新しい砂を敷いてもう一度平らになるよう踏み固めましょう。
水はけに不安がある場合は、小さな水たまりができるくらいの水を撒いて1時間ほど待ってみます。
まだ水たまりが残っているようでしたら水はけがあまり良くないので、砂を敷くことをオススメします。
砂の量の目安は1㎡あたり30L(厚さ3cm目安)です。
4. 防草シートの設置
防草シートが雑草を防ぎ、人工芝を長持ちさせますので、必ず敷いてください。
4-1. 防草シートを仮で敷いてみる
手順2 で引いた図面に沿って、仮でシートを敷いていきます。
そうすることで足りなかった等のトラブルを防げます。
また、隙間(日光が当たる部分)を完全に防ぐため、シートを2~3cmほど重ねて敷きましょう。
4-2. 防草シートをカットする
仮敷きが終わったら、余った部分や雨水マス部分をカットします。
ズレやゆがみを防ぐため、マーカーで線を引いてから切ってください。
4-3. 防草シート同士を接着
シートのカットが終わったら、防草シート同士をテープで接着します。
そうすることで、地面への日光を完全に遮断するとともに、シートのズレを防ぐことができます。
4-4. 地面へ打ち込み
地面から剝がれないように、ピンをシートに打ち込んで固定します。
50cm間隔で、シートのフチに打ち込んでください。
5. 人工芝を敷く
ではついに、人工芝を敷いていきます。
5-1. 人工芝を仮で敷いてみる
防草シートと同様、手順2で書いた図面に沿って仮で敷きます。
このときの注意点として、人工芝は防草シートと違い重ねずに、逆に2~3mm隙間をあけて敷いてください。
人工芝同士の隙間を空けないと芝が盛り上がってしまい、つなぎ目が目立つ原因になります。
5-2. 人工芝をカットする
人工芝の要らない部分をカットします。
カットする時は裏返して、マーカーで線を引いてから必ずカッターで切ってください。
※ハサミを使うと芝を巻き込んでしまい、カットした部分の芝葉がぐちゃぐちゃになります。
5-3. 人工芝同士を接着
芝を巻き込まないように養生テープなどで端を留めたあと、
専用接着テープで人工芝同士を接着します。
5-4. 人工芝を地面に固定する
防草シートと同じく、50cm間隔でフチにピンを打ち込みます。
また、風でめくれないように、人工芝同士のつなぎ目にも打ち込みましょう。
POINT:硬くて打ち込めない場合
地面が硬くてピンが打ち込みづらい場合、ピンの角を左右交互に叩いてみてください。
POINT:ピンを目立たなくさせる方法
ピンを残り1~2cmまで打ち込んだ後、ピンが来る位置の芝をかき分けてから打ち込むと、ピンが目立たなくなります。
ベランダ(コンクリート)への敷き方
> 庭への敷き方 はこちら
ベランダへの敷き方の手順を解説します。
全体の流れはこうです。
1. 必要な道具をそろえる
2. どこにどれだけ敷くかを計算
3. 下地作り
4. 人工芝を敷く
1. 必要な道具をそろえる
必要な道具はこちら。
- メジャー
- チョークまたはマーカー(黒&グレー以外)
- カッター
- 人工芝固定用のテープ
2. どこにどれだけ敷くかを計算
人工芝を敷く前に、どこにどういう風に芝を敷くか計算します。
まずメジャーを使って人工芝を敷きたい面積を測ります。
そして、お持ちの人工芝に合わせて割り付けをします。
POINT
人工芝には綺麗に見える向きがあります。
「人工芝をよく見る方向」と「芝目の向き」が反対になるように敷くと綺麗に見えます。
3. 下地作り
ベランダの下地作りは掃除のみです。
土やゴミが残っていると人工芝がめくれやすくなったり、隙間にカビが生えたりします。
掃除
ホウキなどで掃いて土などを取り除いた後、
水を流して、汚れをできるだけ落としてください。
テープや接着剤で固定する場合、水気が残っているとうまく固定できない可能性があるので拭き上げも行ってください。
4. 人工芝を敷く
ベランダがキレイになったら、人工芝を敷きます。
4-1. 人工芝を仮で敷いてみる
手順2で書いた図面に沿って仮で敷きます。
全面に仮で敷いてみることで、足りなかった等のトラブルを防げます。
並べて敷く場合、2~3mmほど隙間をあけて敷いてください。
人工芝同士の隙間を空けないと芝が盛り上がってしまい、つなぎ目が目立つ原因になります。
4-2. 人工芝をカットする
人工芝の要らない部分をカットします。
カットする時は裏返して、マーカーで線を引いてから必ずカッターで切ってください。
※ハサミを使うと芝を巻き込んでしまい、 カットした部分の芝葉がぐちゃぐちゃになります。
4-3. 人工芝同士を接着
芝を巻き込まないように養生テープなどで端を留めたあと、専用接着テープで人工芝同士を接着します。
4-4. 人工芝を設置場所に固定する
一度人工芝を剥がし、テープor接着剤を土台に塗布。
再度人工芝を敷いて固定します。
テープの貼り方は、外周すべて&50cm間隔で内側に格子状のように貼る。
接着剤の塗り方は、一面ベタ塗り。
がしっかり固定できておすすめです。
よくある失敗例4つ
ここまでは敷き方を解説しましたが、ここでよくある失敗例を4つご紹介します。
敷き終わってから「しまった!」ということがないように、事前に知っておくことで失敗を防止できます。
1. 芝同士のつなぎ目が目立つ
・はさみでカットして芝を巻き込んだ場合
・人工芝を並べる時にピッタリ合わせてしまった場合
などに芝同士のつなぎ目が目立つことがあります。
・人工芝をカットする時はカッターを使う
・芝同士で接着する時は2~3mm隙間を空ける
ようにしましょう。
2. デコボコになってしまった
土台作り(除草&地面のならし)がうまくできていない場合、芝生がデコボコになってしまいます。
1日で終わらない場合は日をまたいでも大丈夫ですので、とにかく丁寧に行いましょう。
3. 向きが揃っていない
人工芝は特性上、芝がどちらかの向きに傾きます。
傾きを揃えずに敷いた場合は別々の人工芝を敷いたような見た目になってしまいますので、
かならず向きを揃えるようにしてください。
4. カビや雑草が生えた
土台や人工芝の水はけが悪い または 防草シートを敷いていないとこうなります。
土台作り&人工芝選びは丁寧に行いましょう。
まとめ
このように、DIY初心者でも人工芝は自分で施工することが可能です。
当社は人工芝を豊富に取り扱っていますので是非一度ご覧ください。
当社の人工芝一覧
こちらのリンクから、当社の人工芝を使った皆様の施工写真が見れます。
当社人工芝を使った施工写真
また、人工芝についてもっと知りたい方にはこちらの記事もおすすめです。
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