「部屋の収納スペースが足りない」「狭い部屋や限られた空間を有効利用したい」といったお悩みをお持ちでしたら、収納付きベッドがおすすめです。
収納が少ない部屋は物が溢れてしまい、部屋の中が散らかって見えてしまいます。
収納付きベッドは、収納とベッドがひとつになっているので、部屋を今までと同じ広さで使えるのに収納量は増える効率のいい便利なベッドです。
収納付きベッドの種類
収納付きベッドは収納機能の違いによっては大きく分けて3タイプがあります。
- 引き出し付き収納ベッド(引き出し2~3杯/1段タイプ)
- チェストベッド(引き出し5~6杯/2段タイプ)
- 跳ね上げ式収納ベッド
今回は、それぞれのメリット、デメリットをご紹介いたします。
引き出し付き収納ベッド
最もポピュラーなタイプで、価格も手ごろなモノが揃っています。種類も多く使い方や使用イメージが想像しやすいのではないでしょうか。
広い引き出しが二つのタイプや、いくつかサイズにバリエーションを持たせたタイプもあります。ベッドリネンや衣類、小物類を収納するのに適しています。
メリット
引出し付き収納ベッドは、日常の物の出し入れは引き出しの開け閉めだけ、布団をのけて、マットレスを上げてという手間はありません。
また、小分けでの収納が可能であったり、引き出しを左右に入れ替えることのできる種類もあります。
デメリット
引き出しタイプでは「長物が収納できない」「引き出すスペースが必要」という二つの大きな注意点があります。細かいものを整理しやすい反面、引き出しのサイズ以上の物は収納できません。
また、引出しにフタ・囲いがないのでベッド下のホコリが引出しにたまりやすくなります。
チェストベッド
チェストベッドは、ベッド下に引き出し収納が2段・5~6杯付いています。
引き出しをセットした反対側には、長モノも収納可能。ベッド下をフルに収納に使えます。
メリット
なんといっても収納力の高さです。
通常の収納付きベッドの約2倍の収納力がありますので、お部屋の中がモノで溢れている方におすすめです。
お部屋をきれいに整理・整頓できれば、空間全体をおしゃれにコーディネートしやすくなります。
引き出しのサイズも浅型、深型とありますので、整理・整頓に役立つでしょう。
デメリット
チェストベッドは引き出し2段となるので、床面の高さが高くなる傾向があります。床面が高くなることのデメリットは、部屋が狭く感じられるようになってしまうことです。
また、乗り降りも通常のベッドとは異なります。高さがありますので、小さなお子さんやご年配の方には不向きと言えるかもしれません。
跳ね上げ式収納ベッド
跳ね上げタイプは、床板とマットレスが持ち上がるタイプ。もちろん力ずくで持ち上げるわけでも、強引に開けるわけでもありません。ダンパーで持ち上がる仕組みになっており、女性や高齢者でも楽に開けられるようになっています。
メリット
ベッド下スペースを収納として広く使うことが出来るため、大きいモノ(布団、スーツケース、スポーツ用品など)を収納することに適しています。
また、ベッドを上へと持ち上げるので、引き出しタイプのように開閉スペースが必要ありません。
デメリット
跳ね上げ式ベッドは、マットレスを持ち上げて開閉するため、重たすぎるマットレスを置くことが出来ません。マットレスにこだわりがある方には不向きです。
また、物を大量に詰め込みすぎると取り出すときに苦労します。頻繁に物を出し入れする場合には引き出しタイプの方がいいかもしれません。
全ての収納付きベッドに言える注意点
収納付きベッドはすのこベッド等とは異なり、ベッド下部への通気性があまりありません。そのため、収納空間には湿気がこもりやすくなります。
その対策として、こまめな換気をおすすめしますが、除湿剤の設置も有効です。とくに梅雨のシーズンになると、お部屋の環境によりますが、カビなどが発生することがありますので、注意が必要です。大切な衣類などをしまう場合は、気に掛けるようにしてください。
まとめ
収納付きベッドはスペースを有効に活用でき、まさに日本に向いている機能です。
賢い選び方をすることで押入れの物の大半を収納できる場合もあります。
湿気には要注意ですが、物が整理されスッキリした寝室にデメリットはありません。
睡眠の質にまで影響するほど重要な機能と言えます。